フォトレタッチの例

スナップ写真の修正例

目次

スナップ写真の修正例

 スナップ写真の修正例です。

室内で暗めに写った、赤ちゃんの写真

 室内で少し暗めに写った、赤ちゃんの写真です。

画像処理ソフトで単純に直した場合

 画像処理ソフトで赤ちゃんの顔が理想的な明るさになるまで単純に明るくすると、額やほっぺ、服の襟など、元々明るめの部分が白とびする、あるいはRGBのいずれかの情報が飛んで無くなりディテールが消えると予想されます。

当事務所での処理例

 レベル補正だけでは足りません。
 顔の明るい部分、服の襟など元々明るめの部分は加減・保護しながら、それ以外の部分を選択的に明るく調整します。

日陰でかつ逆光気味に写った、外で遊ぶ女の子の写真

 空は明るいですが女の子は日陰にいて、逆光気味でもあるため顔が暗く写っています。

画像処理ソフトで単純に直した場合

 空がすでに十分明るいので、画像処理ソフトで単純にレベル補正をしても明るさがほとんど変わりません。
 女の子の顔が理想の明るさになるまで単純に明るくすると、空が完全に白とびし木が消えると思われます。

当事務所の処理例

 空など元々明るい場所は保護しつつ、女の子の顔など暗い部分を選択的に明るく調整します。
 一つのソフトウェア上で処理するだけでは自然な仕上がりにならないため、複数のソフトウェアを行き来して処理しています。

すべり台の反射が強いため暗く写った、男の子の写真

 すべり台の反射が強力なため、写真全体が暗くなってしまったと思われる男の子の写真です。

画像処理ソフトで単純に直した場合

 画像処理ソフトで単純にレベル補正をしてもほとんど明るくなりません。
 すべり台が元々明るいからです。
 さらに単純に明るくすると、すべり台周辺が完全に白とびし、黄色い手すりはRGBのいずれかの色が完全に消えてディテールが無くなると予想されます。

当事務所の処理例

 すべり台など明るいところは保護し、それ以外の暗い部分を選択的に明るく調整します。
 すべり台の反射で男の子の髪の毛が白っぽくなってしまわないよう、髪の毛も選択的に処理します。

日差しが強いため全体に暗めに写った、海辺の子どもたちの写真

 直射日光が強いため、全体に暗めに写り、お子さんたちの顔周辺も真っ暗に写ったと思われる写真です。

画像処理ソフトで単純に直した場合

 画像処理ソフトで単純にレベル補正しても直りません。
 この写真は明暗差が激しく、帽子やノートなどすでにハイライトに近い部分が存在するからです。
 さらに単純に明るくしていくと、帽子やノートなどが白とびすると思われます。

当事務所の処理例

 空や帽子、ノート、男の子の足など、明るいところは白とびしないよう加減・保護しながら、暗いところを選択的に明るく調整します。

空が明るいため全体に暗めにかつ逆光気味に写った、花と男の子の写真

 空が明るいため全体に暗めになり、また男の子が逆光気味に写った写真です。

単純に直した場合

 画像処理ソフトで単純にレベル補正しても直りません。
 この写真は明暗差が大きく、空がすでにハイライトに近いくらい明るいからです。
 さらに単純に明るくしていくと、空が白とびして雲の階調が無くなると思われます。

当事務所の処理例

 空が白とびしないよう加減・保護しながら、それ以外の暗い部分を選択的に明るく調整します。

明るい部分が多いため全体に暗めに写った、女の子の写真

 明るい部分の割合が多いため全体に暗く写ったと思われる、女の子の写真です。

画像処理ソフトで単純に直した場合

 画像処理ソフトでレベル補正をしても、女の子の顔は十分には明るくなりません。
 顔と空の明暗差が大きいからです。
 女の子の顔が理想的な明るさになるまで単純に明るくすると空が白とびして雲が消えると思われます。

当事務所の処理例

 全体の明るさの調整のほか、女の子の顔が十分明るくなるよう、選択的に調整します。
 赤い服が色飽和を起こさないよう選択的に処理します。

空が明るく逆光気味で暗く写った、男の子の写真

 空が明るく逆光気味のため、暗く写ってしまった男の子の写真です。

画像処理ソフトで単純に直した場合

 画像処理ソフトでレベル補正してもほとんど明るくなりません。
 空が元々明るいからです。
 男の子が十分明るくなるよう単純に明るくすると、空が白とびして真っ白になると思われます。

当事務所の処理例

 空が白とびして雲が消えてしまわないよう保護し、それ以外の暗い部分を選択的に明るく調整します。

日陰にいるため暗く写った、男の子の七五三の写真

 後ろには直射日光があたる中、日陰で撮影したため暗めに写ったと思われる男の子の七五三の写真です。

画像処理ソフトで単純に直した場合

 画像処理ソフトでレベル補正してもほとんど明るくなりません。
 後ろの直射日光が当たっている部分がすでに明るいからです。
 男の子が十分明るくなるよう単純に明るくすると、後ろの砂利道が白とびして消えると思われます。

当事務所の処理例

 直射日光が当たっている部分や、男の着物のふさなど、白とびしやすい部分を保護しながら、暗い部分を選択的に明るく調整します。

室内で後ろに窓があり暗めに写った、料理中の女の子の写真

 室内で撮影され、後ろに明るい窓があるなどの理由で暗めに写ったと思われる、料理中の女の子の写真です。

画像処理ソフトで単純に直した場合

 周りに比べて顔がかなり暗めに写っているため、顔が十分明るくなるまで単純に明るくすると周りの風景が白とびしてしまうと思われます。

当事務所の処理例

 全体の明るさの調整の他、周りの風景が白とびしないよう保護し、メインの女の子を選択的に明るく調整します。

日差しが強く全体に暗めに写った、ブランコに乗る女の子の写真

 日差しが強いため全体に暗めに写ったと思われる、ブランコに乗る女の子の写真です。

画像処理ソフトで単純に直した場合

 ハイライトの部分がないので、画像処理ソフトでレベル補正すると全体に少し明るくなり、顔もまあまあ明るくなると思われます。服とほっぺが写真の中で一番明るい部分だからです。

当事務所の処理例

 単純なレベル補正だけでは理想の明るさには至らないので、ほっぺや服など明るくなっている部分は保護しながら、まだ暗い部分を選択的に明るく調整していきます。

噴水の水が明るく、また逆光のため暗く写った、男の子の写真

 噴水の水が明るく、また逆光のため暗く写った男の子の写真です。

画像処理ソフトで単純に直した場合

 画像処理ソフトでレベル補正しただけではほとんど明るくなりません。
 噴水の水や男の子の背中が元々明るいからです。
 男の子が明るくなるよう単純に明るくすると、噴水の水などが完全に白とびしてしまうと思われます。

当事務所の処理例

 噴水の水など元々明るいところが白とびしてしまわないよう加減・保護し、それ以外の暗い部分を選択的に明るく調整します。

室内で暗めに写った、女の子の写真

 室内で暗めに写り、また照明の色で色かぶりもある女の子の写真です。

画像処理ソフトで単純に直した場合

 画像処理ソフトでレベル補正すると、少し明るくなります。
 ほっぺが一番明るい場所だからです。

 しかし、色かぶりは画像処理ソフトの「カラーバランス」などで単純に直そうとしてもうまくいかないと思われます。
 照明の色が強く出ているため、ブルーの情報が足りなすぎるからです。

当事務所の処理例

 色かぶりしているとより一層暗く見えるので、まず色かぶりを直します。
 単純に「カラーバランス」などの処理だけでは足りなので、RGBのチャンネルを直接操作するなどのテクニックを使用します。

 全体の明るさの調整のほか、ほっぺや服の白い部分など明るいところが白とびしないよう保護し、暗い部分を選択的に明るく調整します。

日陰で暗めに写った、女の子の七五三の写真

 日陰で暗めに写った、女の子の七五三の写真です。

画像処理ソフトで単純に直した場合

 画像処理ソフトでレベル補正してもほとんど明るくなりません。
 直射日光が当たった地面が元々明るいからです。
 女の子が明るくなるまで単純に明るくすると、地面が白とびし、また女の子の着物の色の彩度が上がりすぎて色飽和を起こし、ディテールが失われると思われます。

当店の処理例

 直射日光が当たっている部分が白とびしないよう保護しながら、それ以外の暗い部分を選択的に明るく調整します。
 女の子の顔がメインですので、女の子の顔と周辺を選択的に明るさ調整します。
 着物の色の彩度が高いので、明るくなることで色飽和を起こさないよう選択的に彩度の調整をします。

雪が明るいため全体的に暗めに写った、そり滑りの写真

 雪が明るいため全体的に暗めに写った、そり滑るの写真です。

画像処理ソフトで単純に直した場合

 元の写真に十分明るい場所が存在していないので、画像処理ソフトでレベル補正するとある程度明るくなると思われます。

当店の処理例

 全体の明るさを調整したうえ、明るさの足りない部分などを選択的に調整します。

 明るくすることで、空の色などが鮮やかになりすぎて不自然にならないよう、選択的に処理します。
 赤いゴーグルやハンドルなども彩度が高くなりすぎないよう保護します。

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