デジカメ写真を店でプリント

店で写真プリント、家庭用プリンターで写真印刷、仕上がりの差

2015年9月12日

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 カメラがフィルムカメラからデジタルカメラに変わって、写真を自宅のプリンターで印刷する場合が増えました。
 昔店で同時プリントした写真の方が無難なきれいな仕上がりになっていた面もあれば、昨今のインクジェットプリンターで印刷した写真の方が綺麗に見える場合もあります。

 店でプリントと、家庭用プリンターで写真印刷、これらの差について見てみます。

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店の銀塩プリントと家庭のインクジェットプリンターは仕組みが違う

 店の銀塩プリントとインクジェットプリンターでは仕組みが違います。

 銀塩方式のプリントは、樹脂コートベースの上に赤、緑、青に感光する乳剤の層などが配置されたカラーペーパーにレーザー光をあてて露光させて、発色現像処理してプリントになります。

 一方インクジェット方式は、ご存知の通り紙にインクの滴を付けてプリントします。

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観点1 画質の良さ

 写真の色・明るさ・コントラストといった内容でなく、単なる画質の良さについて見てみます。

 画質は店での銀塩プリントの方が高いです。

 お客様の写真原稿をオフセット印刷用に高解像度スキャニングする仕事をたくさんしてきた経験から、おなじデジカメ写真でも銀塩プリントした写真と家庭用プリンター出力の写真の画質の差は明確です。

 家庭用プリンターで出力した写真は、見た目は銀塩プリントとそれほど差が感じられないこともありますが、高解像度スキャンするととても粗いことがわかります。
 また不要な色のドットがたくさん入っており、フォトレタッチ処理してもあまり処理の余地がなく、反射原稿としてとても少ない情報しか持っていないことが分かります。

 一方、店で銀塩プリントした写真は高解像度スキャンしてもある程度耐え得る画質を持っています。
 レタッチ処理次第できれいなデータをつくることができ、画像にある程度情報が詰まっていることが分かります。

 以上のように、理屈は抜きで、銀塩プリントの写真と家庭用プリンターの写真を高倍率に拡大して処理してみると、銀塩プリントの方がかなり高画質であることが分かります。

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観点2 写真の色・明るさ・コントラスト等の処理

 画質が良いか悪いかだけでは写真の良し悪しは決まりません。
 色・明るさ・コントラストが適正になっているかいないかが二つ目の問題です。

 店で銀塩プリントする場合、機械が自動で画像を処理し、場合によっては技能者が少し調整します。

 家庭用プリンターで印刷する場合は自分で写真を処理するか、何も処理せずに出力するしかありません。

 よって自分でフォトレタッチできない場合は店の銀塩プリントに出した方がきれいに仕上がります。

 一方、自分でフォトレタッチできる方は、店で自動で画像処理されて好みの仕上がりにならないより、自分で好みの写真に仕上げて家庭用プリンターで出力した方が思い通りに仕上げられます。

 もう一つの選択肢として、自分でフォトレタッチできる場合は、自分でフォトレタッチして写真のデータを完成させて、そのデータを店で銀塩プリントを「色補正なし」の指示付きで注文すると、内容もきれいで画質もきれいな写真が得られるかもしれません。

 ただこの場合、店の写真出力の色の特性が明確でない、または店の出力機が入力プロファイルをどういうカラースペースに設定しているのか分からず、公表もしていないようである、という問題があります。

 ただ、デジカメで撮影した写真を持って行くとだいたいまともな色に仕上がるところから考えて、sRGBで渡せばほぼまともに出力してくれるはずです。

写真の「好ましさ」と「プリント画質」は別の問題

 以上のように、色・明るさ・コントラストが最適に好ましい状態になっているかどうかは出力方式とは別の問題であり、これが最適に調節されていないといくら画質が良くてもきれいな写真にはなりません。

 以上、店でのプリントと、家庭用プリンターで写真印刷、これらの差について見てみました。

当ブログ参考記事

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参考の本

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