カラーマネジメントでよくある疑問

色彩豊かなCMYK画像はどちらか sRGBとAdobeRGBからのCMYK変換の差

投稿日:2016年9月20日 更新日:

eyecatch_srgb_adobergb

 よく、CMYK変換に使うデータはAdobeRGBの方が良い、といいます。
 また一部には、CMYKは色域が狭いので元データはsRGBで十分、という誤解も見受けられます。
 ここでは、sRGBで完成させた画像をCMYK変換する場合とAdobeRGBで完成させた画像をCMYK変換する場合の結果の差をみてみます。

sRGBとAdobeRGBの色域の差

 sRGBよりAdobeRGBの方が色域が広いです。

 sRGBの色域には含まれず、CMYKのカラースペースJapan Color 2011 Coatedの色域には含まれる色が結構な割合で存在します。

 一方AdobeRGBの色域は、Japan Color 2011 Coatedの色域をsRGBよりも多くカバーしています。

rgb_cmyk_hikaku

実際に、sRGBの画像、AdobeRGBの画像からCMYK画像を作ってみる

 同じ写真でも、sRGBで完成させてCMYK変換した場合と、AdobeRGBで完成させてCMYK変換した場合では、CMYK変換後の色にとても大きな差が出ます。
 AdobeRGBで完成させた場合の方が、CMYKのカラースペースをより生かすことができます。

 実際に、sRGBAdobeRGBそれぞれの原色で作ったグラデーションの画像をCMYKのカラースペースであるJapan Color 2011 Coatedにプロファイル変換してみましょう。

srgb_adobergb

sRGB画像、AdobeRGB画像をCMYKのカラースペースJapanColor2011Coatedに変換した結果

 プロファイル変換した結果を見ると、AdobeRGBで画像を作ってJapan Color 2011 Coatedに変換した方が、Japan Color 2011 Coatedのカラースペースを多く使えていることが分かります。

 以上、sRGBで完成させた画像をCMYK変換する場合とAdobeRGBで完成させた画像をCMYK変換する場合の結果の差をみてみました。

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