カラーマネジメント関連機器

Spyder PRINTとは 比較的低価格のプリンタープロファイル作成ツール

投稿日:2017年6月18日 更新日:

【国内正規品】Datacolor Spyder PRINT プリントキャリブレーションツール S4SR100

 モニターのカラーマネジメントは、ツールの種類も多く、比較的容易です。
 一方プリンターカラーマネジメントはツールも少なく、プリンター付属のプリンタープロファイルに頼ることが多いでしょう。

 ここでは、自分でプリンタープロファイルが作成できるツール、SpyderPRINTをご紹介します。

モニターと同じく、プリンターもキャリブレーションが必要

 写真などのデータが示す色を正確にディスプレイに表示するために、ディスプレイキャリブレーションが必要です。

 同じように、写真などのデータが示す色を正確にプリンターから印刷するために、プリンターキャリブレーションが必要です。

プリンターのキャリブレーションはプリンタープロファイルで行える

 モニターの場合、キャリブレーションはディスプレイプロファイルなどを使って行います。
 カラーマネジメントモニターのように、ディスプレイプロファイルの他にモニター自体の調整機能も合わせて使う場合もあります。

 プリンターの場合、プリンタープロファイルで色を補正することでキャリブレーションが行えます。

 たまに、プリンター自体にキャリブレーション機能が付いていて、プリンタープロファイル以外にその機能も合わせて使ったりします。

プリンタープロファイルを作成するツールは高いので、自分で作れない場合が多い

 モニターのキャリブレーションをするのと同じで、プリンターも定期的に自分でキャリブレーションを行わないと精度の良いカラーマネジメントができません。

 ところが、モニターキャリブレーションツールと違い、プリンタープロファイル作成ツールは高いこともあり、ディスプレイプロファイルは自作しても、プリンタープロファイルを自作する人はあまりいません。

 たいていは、プリンターに元々付属しているプリンターメーカー製のプリンタープロファイルを使って済ませることが多いです。

SpyderPrintは比較的価格の安いプリンタープロファイル作成ツール

 datacolor®「SpyderPRINT」は、比較的安く手に入るプリンタープロファイル作成ツールです。

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SpyderPrintの特徴

テストチャートのパッチ数が700パッチ以上 「ColorMunki Photo」よりパッチ数が多い

 Spyder PRINT」は、価格はX−Rite®「ColorMunki Photo」と同じくらいです。

 ところが、「ColorMunki Photo」よりテストチャートのパッチ数が多いです。

 プリンタープロファイルを作成するためには、プリンターで色のパッチがたくさん並んだテストチャートを印刷します。

 精度の高いプリンタープロファイルを作成するには、1000に近いくらいのパッチ数がほしいところです。

 「ColorMunki Photo」は簡易的なプリンタープロファイル作成ツールで、パッチ数は約100パッチです。(ただし50パッチずつ印刷と測色を繰り返す少し工夫した仕組みです。)

 「SpyderPRINT」は、価格は「ColorMunki Photo」と同じくらいですが、700パッチ以上あるテストチャートを使ってプリンタープロファイルを作成できます。

RGBプリンターのプリンタープロファイルが作成可能

 「SpyderPRINT」はRGBプリンター用のプロファイルが作成できます。

 通常のインクジェットプリンターはほとんどRGBプリンターです。

(※普通の写真用など一般的なグラフィック向けのプリンターではなく、工業用の溶剤を使った大判インクジェットプリンターなど特殊なインクジェットプリンターはCMYKのプロファイルが必要なものもあります)

 一方、レーザープリンターなどはCMYKプリンターです。
 「ColorMunki Photo」はRGBプリンターの他、CMYKプリンターにも対応しています。

「SpyderPRINT」はプリンタープロファイル作成専用

 「SpyderPRINT」はプリンタープロファイル作成専用のツールです。

 一方、「ColorMunki Photo」はモニターのキャリブレーション、プロジェクターのキャリブレーションなども行えます。

価格は抑えて、「ColorMunki Photo」より多いパッチ数でプリンタープロファイルを作りたい場合、「SpyderPRINT」がおすすめ

 以上のように、「SpyderPRINT」はプリンター専用で、700パッチ以上のテストチャートを使えるのに価格は比較的手頃です。

 一方、「SpyderPRINT」と同じくRGBプリンターにのみ対応していて、高精度のプリンタープロファイルが作成できるX-Rite®「i1Photo Pro2」の場合は価格が20万円以上します。

 プリンタープロファイル作成機能さえあればよい、「ColorMunki Photo」のパッチ数では足りない、「i1Photo Pro2」では高すぎる、という場合、「SpyderPrint」がおすすめです。

 以上、自分でプリンタープロファイルが作成できるツール、SpyderPRINTをご紹介しました。

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