カラーマネジメント実践ブログ 〜フォトレタッチの現場から〜

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写真の失敗の代表例 全体が白っぽくなってしまった写真を直す方法

      2018/10/23

zen

 写真を撮影した場合、全体に白っぽくなってしまうという失敗がよくあります。
 全体に靄がかかったように白っぽくなった写真は、画像処理の最も基本的な操作で簡単に直ります。
 
 ここでは、全体に靄がかったように白っぽくなってしまった写真の直し方をご紹介します。




白っぽい写真はレベル補正を行うと修正できる

 全体に白っぽくなってしまった写真は、レンジの調整が適正でないのが原因です。そこで、レベル補正をすると直ります。

写真は、ほぼ真っ白な部分、ほぼ真っ黒な部分、の両方あると自然に見える

 写真はほぼ真っ暗な部分とほぼ真っ白な部分が両方ないと自然に見えないことが多いのですが、全体に白っぽくなった写真はほぼ真っ暗な部分が無い写真です。

 レンジの調整とは、単純にいうと写真にほぼ真っ暗な部分と真っ白な部分を作る作業です。この作業をすれば靄のかかったような白っぽさが解消します。

Adobe® Photoshop® Elementsを使ったレベル補正

 Photoshop elementsでレベル補正してみます。

操作 調整の必要のある白っぽくなってしまった写真を「Photoshop Elements」で開きます。

白っぽくなってしまった写真。

白っぽくなってしまった写真。

操作画質調整 > ライティング > レベル補正 ]を選びます。

range_level01_psele

レベル補正

操作 赤丸で囲んだ三角形の印を、ヒストグラムの山のふもとに付く位置に動かします。すると写真にほぼ真っ黒の部分がある状態になり、白っぽさが解消されます。

range_level_psele

三角形の印を、ヒストグラムの山のふもとに付く位置に動かす。

 白っぽさが解消されます。

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白っぽさが解消された写真。

Adobe® Photoshop®を使ったレンジの調整

 Photoshopでレベル補正してみます。

操作 調整が必要な白っぽくなってしまった写真をPhotoshopで開きます。

白っぽくなってしまった写真。

白っぽくなってしまった写真。

操作イメージ > 色調補正 > レベル補正]を選びます。

range_level01_ps

Photoshopのレベル補正

操作 赤丸で囲んだ三角形の印を、ヒストグラムの山のふもとに付く位置に動かします。

range_level02_ps

三角形の印を、ヒストグラムの山のふもとに付く位置に動かす。

 すると写真にほぼ真っ黒の部分がある状態になり、白っぽさが解消されます。

rage2

白っぽさが解消された写真

GIMPを使ったレベル補正

 GIMPを使ってレベル補正してみます。

操作 白っぽく写ってしまった写真をGIMPで開きます。

白っぽい写真

操作 メニューから[ツール>色ツール>レベル]と進み、レベル補正の画面を表示します。

レベル補正の画面

操作 赤丸で囲んだ三角形の印を、ヒストグラムの山のふもとに付く位置に動かします。

三角形の印を、ヒストグラムの山のふもとに付く位置に動かす。

 すると写真にほぼ真っ黒の部分がある状態になり、白っぽさが解消されます。

白っぽさを解消した写真

 白っぽさが解消されたものの、暗すぎる状態になってしまうかもしれません。
 その場合は以下のようすると暗くならずに済みます。

操作 レベル補正の中央の三角印を動かすと全体の明るさが変化します。
 三角印を動かして、白っぽさの解消前と比べて暗くならないように調整します。

中央の三角印を動かして明るさを調整

 白っぽさを解消し、かつ暗くならないように全体の明るさも調整すると下図のようになります。

白っぽさを解消し、明るさも調整した写真

Corel® PaintShop Proでもレベル補正できる

 レベル補正は画像調整の最も基本的な処理なので、Photoshopに限らずCorel PaintShop Proなど他の画像編集ソフトでも上記とほぼ同じ手順で補正できます。

 以上、全体に白っぽくなってしまった写真を直す方法をご紹介しました。

当ブログ参考記事

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