製品の色を、2回目3回目に製造するときに1回目と同じ色にするのは結構難しいことが多いです。
1回目に製造した製品を色の見本として保管しておいても、時間とともに日に焼けて変色して見本の役目をはたさなくなる、といったこともあるでしょう。
ここでは、製品の色を計測して管理できる機器としては価格が手頃な、X-Rite®「RM200QC」とはどういう機器かをご紹介します。
X-Rite® RM200QC は携帯式の、色を測る機器
X-Rite® RM200QCは、携帯式の、物体の色を測る機器です。
1個目の物体を測って、2個目の物体を測って、色の差がどのくらいあるか数値で確認できます。
物体のL*a*b*値、L*C*h値も測って確認できます。
X-rite エックスライト ポータブルイメージング分光色差計 RM200QC
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1回目に作った製品の色を数値で残しておける
製品の色を測れるので、1回目に作った製品の色を測って数値を保存しておけます。
そうすれば、2回目に製造したとき、1回目の製品の色の数値と2回目の製品の色の数値の差をRM200QCで測って、色がずれていないか確認できます。
もし1回目に製造した製品が日に焼けて変色してしまったとしても、色を測定した数値が保存されていれば、2回目に製造した製品をその保存されている色の数値と比較して色差を確認することで、1回目の製品と同じ色になっているか確かめられます。
RM200QCの主な仕様
- 光学幾何条件
- 45/0 (45度の角度から光を当てて測る方式です。ある程度平らなものを測るのに向いていて、じゅうたんのように凸凹しているものには向きません)
- 光源と視野
- D65/10、A/10 (D65かAの光源で照らした時の色で測れます。)
- 基準色とサンプルの色の数値の保存しておける数
- 20/350 (基準色の数値を20個保存しておけます。)
- 使用できる場所
- 屋内専用
以上、製品の色を計測して管理できる機器としては価格が手頃な、X-Rite®「RM200QC」とはどういう機器かをご紹介しました。
RM200QC
X-rite エックスライト ポータブルイメージング分光色差計 RM200QC
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