Photoshopの使い方

高彩度の写真をPhotoshop®でCMYK変換 階調を生かす少し高度な方法

投稿日:2016年12月6日 更新日:

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 彩度の高い部分のある写真をCMYK変換すると、高彩度の部分の階調が失われたりします。
 ここでは元のRGB画像の明るさの雰囲気も変えず、かつ彩度の高い部分の階調も生かすためのAdobe® Photoshop®のテクニックをご紹介します。

マッチング方法「相対的色域を維持」「知覚的」それぞれのプロファイル変換結果の良いところを合成する

 RGBの写真のデータを、マッチング方法「相対的色域を維持」「知覚的」それぞれでプロファイル変換します。
 できた二種類の画像データのうち、うまく再現できている部分を使って一枚にする、という方法を使うと、元のデータの色と階調をより生かしたCMYK画像ができます。

手順1 マッチング方法を知覚的、相対的色域の維持、の2パターンでそれぞれCMYKにプロファイル変換

 同じ写真を、マッチング方法に知覚的相対的色域の維持、をそれぞれ選んでCMYKプロファイルに変換し、画像を二つ用意します。

 知覚的でプロファイル変換した画像は、彩度の高い部分もある程度階調が生かされています。その代わり全体の明るさの雰囲気が少し変化します。

 相対的色域の維持でプロファイル変換した画像は、全体の明るさの雰囲気はうまく保たれますが、その代り彩度の高い部分の階調が失われ気味になります。

手順2 マスクワークで二つの画像を合成する

 二種類のマッチング方法でプロファイル変換した画像は、見た目は若干違っても同じカラースペースにおける画像データなので、そのまま合成できます。

 相対的色域の維持でプロファイル変換した画像に、知覚的でプロファイル変換した画像をレイヤーで乗せて、レイヤーマスクを使用して階調の失われた部分のみ知覚的で変換した画像に置き換えます。

 画像統合すれば、全体の明るさの雰囲気は変わらず、かつ彩度の高い部分の階調もうまく維持されたCMYK画像が完成します。

 以上、元のRGB画像の明るさの雰囲気も変えず、かつ彩度の高い部分の階調も生かすためのPhotoshopのテクニックをご紹介しました。

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