カラーマネジメント対応ソフトの操作 Photoshopの使い方

プロファイルを使って印刷したい 「Photoshopプリント設定」の説明

2016年9月29日

 Adobe® Photoshop®を使用して、カラーマネジメントを利用してプリントしてみても、正常に印刷されずに困る場合はよくあるでしょう。
 そういった場合は「Photoshopプリント設定」のカラーマネジメントの設定が間違っていることが多いです。

 ここでは、「Photoshopプリント設定」のカラーマネジメント欄の設定方法を簡単にご紹介します。

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「Photoshopプリント設定」のプロファイルの設定は間違いやすい

 Photoshopから印刷するとき、プリンタープロファイルを自分で指定してカラーマネジメントを行って印刷できます。

 しかし、カラーマネジメントに慣れていない場合、プロファイルの指定はややこしくて分かりにくいです。

カラープロファイルには色々な種類がある

 RGB画像データのプロファイルにはsRGBがあったりAdobeRGBがあったりします。
 CMYKの印刷の特性を示すJapanColor2001CoatedなどのCMYKプロファイルもあります。
 プリンターの出力特性を示したプリンタープロファイルというデバイスプロファイルもあります。 

 その他、モニターやスキャナーなど色々な機器の色特性を示したデバイスプロファイルがあります。

 こういったプロファイルはすべてカラープロファイルで、たいていはICCプロファイルとして作られています。

プリント設定のプロファイルの指定欄にどれを設定するべきが分からない

 このようにカラープロファイルは色々あるので、例えばPhotoshopのプリント設定で、どのプロファイルを選べばよいか簡単には分かりません。

 印刷したい画像データがAdobeRGBのデータなら、プロファイルの指定欄でAdobeRGBを選ぶものと感じるかもしれません。
 オフセット印刷をするためのCMYK画像データであれば、プロファイルの指定欄でJapanaColor2001Coatedを選ぶものと感じるかもしれません。

 実際は、プリンタープロファイルの指定欄で選択するプロファイルはAdobeRGBもJapanColor2001Coatedも間違いで、プリンター専用のデバイスプロファイルを選ぶ必要があります。

 プリンタープロファイル以外のプロファイルを選んでしまうと、異常な色で印刷されてしまいます。

カラーマネージメント技術は人のためにある。
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Photoshopのプリント設定におけるプロファイル指定の方法

「Photoshopによるカラー管理」を選択

操作カラー処理:Photoshopによるカラー管理」を選びます。

 カラーマネジメントを利用してプリンターで印刷する場合、Photoshopで色を変換した後、プリンターにデータを渡します。
 よって、プリンタードライバーで色を変えられると逆に困ります。

 そのため、カラーマネジメントを利用してプリンター出力する場合、カラー処理には「プリンターによるカラー管理」ではなく「Photoshopによるカラー管理」を選びます。

psprint

「Photoshopプリント設定」画面

「ドキュメントプロファイル」は現在開いている画像データのカラープロファイル

説明 「ドキュメントプロファイル」は現在開いている画像データのカラープロファイルです。
 出力設定に直接関係はありません。

当ブログ参考記事

「プリンタープロファイル」はプリンターの出力特性を示す出力プロファイルを指定する欄

 「プリンタープロファイル」の欄は、プリンターの出力特性を示した出力プロファイルを指定する欄です。

具体例1 プリンターメーカーが配布しているプリンタープロファイルを指定する

 もしプリンターメーカー純正紙を使ってプリンター出力する場合は、プリンターメーカーが「そのプリンター + 用紙」に対応したプリンタープロファイルを配布していることが多いです。

操作 よって、「プリンタープロファイル」欄にはメーカー配布のプリンタープロファイルを指定します。

具体例2 自分で作ったプリンタープロファイルを指定する

操作 X-rite®「ColorMunki Photo」などのプリンタープロファイル作成ツールを使用して自分でプリンタープロファイルを作成した場合、「プリンタープロファイル」欄でその自作プロファイルを指定します。

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「ドキュメントプロファイル」と「プリンタープロファイル」はそれぞれ独立のもの

 「ドキュメントプロファイル」と「プリンタープロファイル」はそれぞれ独立のもので、関係していません。

 プリンターと用紙を決めたら、まず「プリンタープロファイル」はそのプリンターと用紙に対応するプロファイルに確定します。

 「ドキュメントプロファイル」は現在開いている画像データのプロファイルなので、sRGBのデータを開いていればsRGBが、AdobeRGBのデータを開いていればAdobeRGBが、Japan Color 2011 Coatedのデータを開いていればJapan Color 2011 Coatedが表示されるだけです。

 どのようなプロファイルの画像からプリントする場合でも、「プリンタープロファイル」はプリンター用紙の種類によって確定させたもので決まりです。
 ドキュメントプロファイル」が変わることによって「プリンタープロファイル」を変更する、という必要はありません。

 以上、「Photoshopプリント設定」のカラーマネジメント欄の設定方法を簡単にご説明しました。

当ブログ内の参考記事

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