カラーマネジメント対応ソフトの操作 Photoshopの使い方

Photoshopに少し慣れた人向けカラー設定 プリプレス用日本2を変更

2016年10月18日

 多くのAdobe® Photoshop®の教則本によれば、Photoshopのカラー設定は「プリプレス用 日本2」にしておくのが無難である、と書かれています。

 そのため、多くの方がこの設定にしているのではないでしょうか。

 ただ、場合によっては少し変更した方が使いやすいと思われる項目もあります。

 ここでは、「プリプレス用 日本2」を少し変更した使いやすいPhotoshopのカラー設定をご紹介します。

ビジネスや創作活動を今後も続けていくための おすすめ

まずは「プリプレス用 日本2」にする

 多くの項目は「プリプレス用 日本2」で問題ありませんので、まずはカラー設定のプリセットから「プリプレス用 日本2」を選んでおきます。

カラーマネージメント技術は人のためにある。
命の尊厳について学ぶサイト

ビジネスを今後も続けるための おすすめ

作業用スペース、カラーマネジメントポリシー に変更を加える

 作業用スペース、カラーマネジメントポリシー に変更を加えて使いやすくします。

 下図がおすすめの設定です。

colorsetting1

おすすめのカラー設定

 以下で各項目について説明します。

作業用スペース RGBをsRGBに

 RGBの作業用カラースペースを「sRGB」にします。

 世の中に出回っている埋め込みプロファイルのない画像データは、その多くがsRGB色空間で作られたデータです。

 そこで、プロファイル埋め込みになっていない画像データを開いたとき、初めからsRGB色空間で開けるようにRGBの作業用カラースペースをsRGBにしておくと便利です。

プロファイルの不一致 「開くときに確認」しない設定にする

 画像データをひらいたとき、作業用カラースペースに設定しているカラープロファイルと、画像データの埋め込みカラープロファイルが一致しないときに、確認せずそのまま開くようにします。

データを開くときは埋め込みプロファイル保持で開く それ以外の開き方は滅多にしない

 埋め込みプロファイルありの画像データを開くとき、通常は埋め込みプロファイルを保持して開きます。

 埋め込みプロファイルを保持しないで開きたいというケースは、かなり特殊なケースで、ほとんどありません。

 特別な理由がないのに、埋め込みプロファイルを保持しないで画像データをひらいた場合、メリットはほとんどありません。デメリットはたくさんあります。

画像データは常に埋め込みプロファイル保持で開くように設定しておく

 そこで、画像データを開くときは常に埋め込みプロファイル保持で開かれるように設定します。

 カラーマネジメントポリシーが「埋め込まれたプロファイルを保持」になっています。

 この上で、「プロファイルの不一致 開くときに確認」のチェックを外しておけば、確認されずにすべて「埋め込みプロファイル保持」で開かれます。

埋め込みプロファイルなし 「開くときに確認」しない設定にする

 埋め込みプロファイルのない画像データを開くとき、確認のダイアログを出さずにそのまま「プロファイルのない画像データ」として開くように設定します。

埋め込みプロファイルのない画像データはまずプロファイルなしで開く それ以外の開き方は滅多にしない

 埋め込みプロファイルのない画像データは通常はプロファイルなしのデータとして開きます。

 埋め込みプロファイルのない画像データを、プロファイルなしのデータとして開かずに、開く段階で何かプロファイルを指定して開くということは、たまにしかありません。
 さらにそういう方法は危ないです。知らないうちに変な色に変わっていた、ということが起こる典型的な作業例です。

埋め込みプロファイルなしの画像データは常に「プロファイルなし」のデータとして開く設定にする

 そこで、埋め込みプロファイルのない画像データは常に「プロファイルのないデータ」として開くようにします。

 そのようにして開くと、カラープロファイルの欄に「タグのないRGB」などと表示され、元々プロファイルが埋め込まれていない画像データであることが分かります。

カラーマネージメント技術は人のためにある

この設定で、知らないうちに色が変わっていた・RGB値が変わっていた、という事態を避けられる

 以上ように設定すると、知らないうちに色が変わっていた、またはRGB値が変わっていた、という事態を避けやすくなります。

埋め込みプロファイルあり の画像は 埋め込みプロファイルのまま開けば良い

 「埋め込みプロファイルあり」の画像は「埋め込みプロファイルあり」の状態で開けば万事OKです。

 逆に「埋め込みプロファイルあり」の画像を、「作業用カラースペースに変換」したり、「プロファイルを破棄」して開いたりしたら、デメリットだらけです。
 そのような開き方をしても理屈に則って画像データを正確に扱いきれるとしたら、仕事で画像データを扱っているような人だけです。

「埋め込みプロファイルなし」の画像は「そのままにする(カラーマネジメントなし)」で開けば良い

 「埋め込みプロファイルなし」の画像は「そのままにする(カラーマネジメントなし)」での状態で開けば万事OKです。

 逆に「埋め込みプロファイルなし」の画像を「作業用カラースペースを指定」して開いたり、何かのプロファイルを指定して開いたりしたら、デメリットだらけです。
 そのような開き方をしても理屈に則って画像データを正確に扱いきれるとしたら、仕事で画像データを扱っているような人だけです。

 以上、「プリプレス用 日本2」を少し変更した使いやすいPhotoshopのカラー設定をご紹介しました。

当ブログ参考記事


ビジネスの存続に関わる重要事項 消費税・複数税率・インボイス制度

 消費税10%と複数税率に伴って導入された「インボイス制度」の影響で、かなりの数のフリーランス等の個人事業主や中小業者が廃業に追い込まれることが予想されています。
以下は当事務所加盟の商工会が制作したインボイスの説明動画とウェブページです。

※インボイス制度の本格実施は2023年10月

Photoshopの本

カラーマネジメントの本

フォトレタッチの本

当事務所について

平間フォトレタッチ事務所

写真や種々のデータの色の問題など、芸術センスでは解決できない画像の色補正、フォトレタッチ、その他当ブログで扱っているような分野のご相談をお寄せいただけますと幸いです。

最近の業務の例

  • 商品の色測定、商品写真の色調補正
  • 建築物の写真の明るさ・色補正、歪み補正、人物・電線・電柱・車等の不要物消去、空合成など
  • 建築物の写真の外壁等を指定色に変更する処理
  • 曇天時に撮影した建築物の写真を晴天時の写真に変更する処理
  • 素材用写真の明るさ調整・レタッチ
  • アイドル・タレント等の写真のレタッチ・切り抜き
  • ファッション誌の写真のレタッチ
  • 結婚写真の明るさ・色補正、レタッチ
  • ウェブ用・印刷物用のプロフィール写真のレタッチ
  • フィルムスキャン後のデータの色調補正等

など

関連するコンテンツ

-カラーマネジメント対応ソフトの操作, Photoshopの使い方
-,

© 2020 カラーマネジメント実践ブログ 〜フォトレタッチの現場から〜