Photoshop Elementsの使い方

印刷時の画像解像度を上げる方法 Photoshop Elementsを使って拡大する

 印刷に使う写真のデータなどで、印刷時の画像解像度が足りないことがよくあります。
 代わりのデータがなく、解像度が足りなくても無理やり使わざるを得ないこともあるでしょう。

 ここでは、解像度が足りない写真などの画像データを、Adobe® Photoshop® Elements®を使って拡大し解像度を上げる方法をご紹介します。

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印刷した時の画像の解像度はピクセル表記の絶対的な画像サイズで決まる

 画像データを扱えるソフトで画像データの情報を見ると、画像のサイズは色々な単位で表記されています。

 例えばpixelmmcm、など色々な表記があります。

 この中で、pixel(px)の単位で表記されているサイズが、画像データの絶対的なサイズです。

 一般的なデジタルの画像データは、ピクセルという点が集まって作られています。

 ピクセルが縦に100個、横に150個並んでいる画像データなら、縦100px横150pxの画像ということになり、これがこの画像の絶対的なサイズです。
 ピクセルが縦に3000個、横に4000個並んでいる画像データなら、縦3000px横4000pxの画像ということになり、これがこの画像の絶対的なサイズです。

 縦100px横150pxの画像を、横150mmの寸法になるようプリンターで印刷してみます。
 この場合、印刷した写真は横幅で見た場合1mmに1個のピクセルしかないデータをもとに印刷していることになり、何となく想像しただけでも粗い写真になりそうに感じるでしょう。

 縦3000px横4000pxの画像を、横150mmの寸法になるようプリンターで印刷してみます。
 この場合、印刷した写真は横幅で見た場合1mmに26個以上のピクセルが詰まっているデータをもとに印刷していることになり、何となく想像しただけでも高精細な写真になりそうに感じるでしょう。

 このように、印刷用の画像データの解像度が高いか低いかは、ピクセルで表記した画像の絶対的なサイズと印刷する寸法によって決まります。

当ブログ参考記事

 もう少し詳しくは以下の記事などをご参照ください。

印刷するときの画像の解像度を上げるには、拡大するしかない

 上記の例で、縦100px横150pxの画像データを印刷すると解像度が低すぎるので、解像度を上げたいと思ったとします。

 その場合、例えば何か処理を加えて縦3000px横4000pxの状態にすると、解像度は高くなるでしょう。

 印刷時の解像度が低すぎる画像データがあり、印刷時の解像度を上げるとしたら、画像を拡大するしかありません

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印刷時の解像度が低い写真の解像度を高くする方法

 印刷時の解像度が低い写真の解像度を高くするには、写真を拡大するしかありません。

レイアウトソフト上で写真を拡大するのは適切でない

 解像度の低い画像データをそのままAdobe® Illustrator®などのレイアウトソフトに配置して、レイアウトソフト上で必要な寸法まで拡大したとします。
 この場合、元の画像データの縦横のピクセル数はそのままなので、レイアウトソフト上で無理やり拡大した結果ピクセル1個1個が目でも確認できるようなガタガタした写真になってしまいます。

 これでは写真の品質が低すぎてまずいでしょう。

作業1 ピクセルを増やして拡大する

 画像を拡大して印刷せざるを得ないときは、フォトショップ エレメンツなどの画像編集ソフトで画像のピクセルを増やして拡大します。

 フォトショップ エレメンツなどのソフトを使うと、できるだけマシな画質になるようにピクセルを増やして画像を拡大できます。

作業2 ボヤけるのでシャープネス処理をする

 元々小さい写真を拡大した場合、いくらPhotoshop Elements等を使用してピクセルを増やしたとしても、やはり画質は低く、またボヤけます。

 そこで、シャープネス処理を行って、少しでもマシな写真になるように手を加えます。

作業担当の人が高解像度の画像データに差し替えたい理由

 上記のように、解像度の低い写真のデータを無理やり拡大して使う場合、画像の扱いに慣れている人が適切な方法で拡大とシャープネス処理を行っても、あまり品質の良い写真にはなりません。

 そのため、印刷データを作成する担当の人は、他に大きいサイズの写真データがあるなら、そちらに差し替えたい気持ちになります。

 しかし、印刷の発注担当の人にしてみれば、忙しい中で印刷発注も行っているので、写真のデータの再入稿はなしですでに入稿したデータで何とかしてほしいと思う場合も多いでしょう。
 そこで、印刷を発注しているお客さんが問題ないと思えば、画像を拡大して印刷するのもありでしょう。

 昔と違い、現在は大判インクジェットで簡易的な色校正を簡単に出力できるので、お客さんの事務所が近くにあるならちょっと出力して写真の粗さを確認してもらうこともできるでしょう。

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Photoshop Elementsで画像を拡大して解像度を上げる具体的な手順の例

手順1 Photoshop Elementsで画像を拡大する

 Photoshop Elementsを使って画像データを拡大します。

 操作手順は以下の記事をご参照ください。
 元の画像データが小さい場合、以下の記事内容に沿って画像サイズの変更を行うと、画像が拡大されます。

当ブログ参考記事

手順2 シャープネス処理する

 画像データを拡大した結果、写真はボヤけます。

 そこで、シャープネス処理を行って、できるだけ写真の品質を上げます。

 かなりの拡大率で拡大した場合は、かなり強力にシャープネス処理を行います。

 印刷用の写真ならメニューから[画質調整>アンシャープマスク]と進んでアンシャープマスクが向いています。
 ウェブ用の写真ならメニューから[画質調整>シャープを調整]と進んで「シャープを調整」あたりを使うのが良いでしょう。

 シャープネス処理の方法については以下の記事をご参照ください。

当ブログ参考記事

画像の拡大は結構慣れが必要な作業

 画像を拡大するだけなら誰でもできそうですが、シャープネスをかけてできるだけマシな品質の写真になるように仕上げるのは結構慣れが必要です。

 特に、大きな拡大率で拡大したような場合なら、かなり強力にシャープネス処理をしなければならないでしょう。
 また、全体に強力にシャープネス処理を行ってもうまくいかなければ、範囲選択的にシャープネス処理をしたい場合もあるかもしれません。

 そのように、品質をできるだけ下げないで写真を拡大する作業は意外に難しいです。

 以上、解像度が足りない写真などの画像データをPhotoshop Elementsで拡大して解像度を上げる方法をご紹介しました。


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写真や種々のデータの色の問題など、芸術センスでは解決できない画像の色補正、フォトレタッチ、その他当ブログで扱っているような分野のご相談をお寄せいただけますと幸いです。

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  • 商品の色測定、商品写真の色調補正
  • 建築物の写真の明るさ・色補正、歪み補正、人物・電線・電柱・車等の不要物消去、空合成など
  • 建築物の写真の外壁等を指定色に変更する処理
  • 曇天時に撮影した建築物の写真を晴天時の写真に変更する処理
  • 素材用写真の明るさ調整・レタッチ
  • アイドル・タレント等の写真のレタッチ・切り抜き
  • ファッション誌の写真のレタッチ
  • 結婚写真の明るさ・色補正、レタッチ
  • ウェブ用・印刷物用のプロフィール写真のレタッチ
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