カラーマネジメント技術は人のためにある 人の暮らしに役立つ道具を作るのが技術、工学の目的です。カラーマネジメント技術を利用した仕事や創作活動を意義あるものにするため10月31日の選挙で主権を行使することも欠かせないでしょう。以下は各党の政策比較をしているウェブページの一例です。

選挙公約比較 | あと4年 未来を守れるのは今
選挙公約比較 | あと4年 未来を守れるのは今

ato4nen.com

カラーマネジメント対応ソフトの操作 Photoshopの使い方

Photoshopの「プロファイルの不一致」ダイアログへの対応方法

2016年10月14日

eyecatch_pscolor
 Adobe® Photoshop®で画像データを開くと、プロファイルの不一致を示すダイアログが表示される場合があります。

 カラーマネジメントはよく分からないので、何もしないで単純に画像を開きたいときも、プロファイルについて聞かれて困っている方も多いのではないでしょうか。

 ここではPhotoshopで「プロファイルの不一致」を示すダイアログにどう対応すれば良いかをご紹介します。

ビジネスや創作活動を今後も続けていくための おすすめ
再生可能エネルギーを中心とした電力を供給する電力会社を選ぶときに便利なサイト。

 

前提条件 Photoshopのカラー設定

 前提として、Photoshopのカラー設定は下図のようにプリセット「プリプレス用-日本2」に設定してあるとします。
pscolor1

Photoshopのカラー設定

「プロファイルの不一致」のダイアログへの対応方法 RGB画像の場合

例1 カラープロファイル埋め込みの画像を開いたとき

例1-1 カラープロファイルsRGB埋め込みの画像を開いた場合

 カラー設定の作業用スペースがRGB:AdobeRGBで、開く画像はsRGBであり、異なるので「埋め込まれたプロファイルの不一致」のダイアログが出ます。

pscolor2

埋め込まれたプロファイルの不一致のダイアログ

例1-1-1 「作業用スペースの代わりに埋め込みプロファイルを使用」を選んだ場合

 埋め込みカラープロファイルsRGBのまま画像データが開かれます。

カラースペース
元の画像と同じです。
RGB値
元の画像と同じ値のままです。
絶対的な色
元の画像と同じです。


 RGB画像を開くなら、よほど特別な事情がなければ「作業用スペースの代わりに埋め込みプロファイルを使用」を選ぶのが無難でしょう。

例1-1-2 「ドキュメントのカラーを作業用スペースに変換」を選んだ場合

 sRGBの画像データがRGBの作業用スペースとして設定してあるAdobeRGBにプロファイル変換されて開かれます。

カラースペース
AdobeRGBに変わります。
RGB値
変わります。
絶対的な色
元の画像と同じです。


 カラーマネジメントに慣れていない場合は、RGB値が変わってしまうので、この選択肢を選ぶよう指示を受けているような場合でなければ、「ドキュメントのカラーを作業用スペースに変換」は避けたほうが無難でしょう。

例1-1-3 「埋め込まれたプロファイルを破棄(カラーマネジメントをしない)」を選んだ場合

 見かけ上は画像に何のプロファイルも指定されていない状態で開かれます。
 内部的には、カラー設定で設定してある作業用RGBカラースペースAdobeRGBのカラースペースで画像が展開された状態になります。
 よって、カラープロファイルとしてAdobeRGBを指定したときと同じ色で表示されます。

カラースペース
見かけ上は画像に何のプロファイルも指定されていない状態になります。
しかし、実際はPhotoshopのカラー設定でRGBの作業用スペースとして設定してあるAdobeRGBのカラースペースで画像を開いた状態になります。
RGB値
元の画像と同じ値のままです。
絶対的な色
埋め込みカラープロファイルsRGBが捨てられ、RGBの作業用スペースであるAdobeRGB上で画像データが開かれるので、色が変わります。


 元のデータと色が変わってしまいますし、これ以降の作業では元々の色空間も分からなってしまうので、何か事情がない限りは「埋め込まれたプロファイルを破棄(カラーマネジメントをしない)」は避けた方が無難でしょう。

例1-2 カラープロファイルAdobeRGB埋め込みの画像を開いた場合

 カラー設定の作業用スペースがRGB:AdobeRGBで、開く画像もAdobeRGB埋め込みであり、同じなのでそのまま開かれます。

カラースペース
元の画像と同じです。
RGB値
元の画像と同じ値のままです。
絶対的な色
元の画像と同じです。


 この場合はプロファイルの不一致のダイアログは表示されません。

例2 埋め込みカラープロファイルなしの画像を開いたとき

 カラープロファイルが埋め込まれていないので、「プロファイルなし」のダイアログが出ます。

 埋め込みカラープロファイルがないということは絶対的な色が不明なデータです。
 元の色が不明なのでプロファイル変換のしようがないため、どのように開いてもRGB値が変わることはありません。

pscolor3

「プロファイルなし」のダイアログ

例2-1 「そのままにする(カラーマネジメントなし)」を選んだ場合

カラースペース
見かけ上は画像に何のプロファイルも指定されていない状態になります。
しかし、実際はPhotoshopのカラー設定でRGBの作業用スペースとして設定してあるAdobeRGBのカラースペースで画像を開いた状態になります。
その結果、カラープロファイルとしてAdobeRGBを指定したときと同じ色で表示されます。
RGB値
元の画像と同じ値のままです。
絶対的な色
元の画像がプロファイルの埋め込みなしの画像であるため、絶対的な色が不明な画像なので、色が変わったか変わっていないかも不明です。


 カラーマネジメントに慣れていない場合は「そのままにする(カラーマネジメントなし)」を選ぶのが無難でしょう。
 詳しくないままにデータに何らかの変更を加えてしまわずに済みます。

例2-2 「作業用RGBを指定」を選んだ場合

カラースペース
Photoshopのカラー設定で設定している作業用RGBスペースであるAdobeRGBになります。
RGB値
元の画像と同じ値のままです。
絶対的な色
元の画像がプロファイルの埋め込みなしの画像であるため、絶対的な色が不明な画像ので、色が変わったか変わっていないかも不明です。


 よく分からないまま「作業用RGBを指定」を選んで開き、その後保存した場合、作業用RGBのプロファイルを埋め込んで保存してしまうかもしれません。
 そうすると、次にデータを開く人は、前に開いた人がよく分からないまま埋め込んだその埋め込みプロファイルがこのデータの本来のプロファイルだと思い込んでしまいます。
 よって、カラーマネジメントに詳しくない場合は「作業用RGBを指定」は避けた方が無難でしょう。

例2-3 「プロファイルの指定」を選んだ場合

カラースペース
ダイアログで指定したプロファイルになります。
RGB値
元の画像と同じ値のままです。
絶対的な色
元の画像がプロファイルの埋め込みなしの画像であるため、絶対的な色が不明な画像ので、色が変わったか変わっていないかも不明です。


 詳しくわからないまま「プロファイルの指定」を選んで何らかのプロファイルを指定すると、もしその後保存した時、そのプロファイルを埋め込んで保存してしまうかもしれません。
 その結果、次にデータを開いた人は、前に開いた人がよく分からないまま埋め込んだそのプロファイルがそのデータ本来のプロファイルだと思い込んでしまいます。
 よって、カラーマネジメントに詳しくない場合は「プロファイルの指定」は避けた方が無難でしょう。

カラーマネージメント技術は人のためにある

ぜひお読み頂きたい外部サイトの記事
【14】2019/7 高校講話レジュメ例 「命とクルマ、遺された親からのメッセージ」 - 交通死「遺された親」の叫び
【14】2019/7 高校講話レジュメ例 「命とクルマ、遺された親からのメッセージ」 - 交通死「遺された親」の叫び

目次1 1 伝えたいこと2 2 被害の実相2.1 (1)歩行者や自転車の被害は「通り魔殺人」的被害。「事故」ではなく「交通犯罪」2.2 (2)交通被害は死亡事件だけでなく深刻な後遺障害も。重傷は死亡の

blankremember-chihiro.info

ビジネスを今後も続けるための おすすめ

「プロファイルの不一致」のダイアログへの対応方法 CMYK画像の場合

例1 カラープロファイル埋め込みのCMYK画像を開いたとき

例1-1 Japan Color 2001 Coated以外のCMYKプロファイル埋め込みの画像を開いた場合

 カラー設定の作業用スペースがCMYK:Japan Color 2001 Coatedで、開く画像はJapan Color 2001 Coated以外のプロファイルであり、異なるので「埋め込まれたプロファイルの不一致」のダイアログが出ます。

blank

埋め込まれたプロファイルの不一致のダイアログ

例1-1-1 「作業用スペースの代わりに埋め込みプロファイルを使用」を選んだ場合

 埋め込まれたCMYKカラープロファイルのまま画像データが開かれます。

カラースペース
元の画像と同じです。
CMYK値
元の画像と同じ値のままです。
絶対的な色
元の画像と同じです。


 よほど特別な事情がなければ「作業用スペースの代わりに埋め込みプロファイルを使用」を選ぶのが無難でしょう。

例1-1-2 「ドキュメントのカラーを作業用スペースに変換」を選んだ場合

 Japan Color 2001 Coated以外のプロファイルの画像データが、CMYKの作業用スペースとして設定してあるJapan Color 2001 Coatedにプロファイル変換されて開かれます。

カラースペース
Japan Color 2001 Coatedに変わります。
CMYK値
変わります。
絶対的な色
元の画像と同じです。


 カラーマネジメントに慣れていない場合は、CMYK値が変わってしまうので、この選択肢を選ぶよう指示を受けているような場合でなければ、「ドキュメントのカラーを作業用スペースに変換」は避けたほうが無難でしょう。

例1-1-3 「埋め込まれたプロファイルを破棄(カラーマネジメントをしない)」を選んだ場合

 見かけ上は画像に何のプロファイルも指定されていない状態で開かれます。
 内部的には、カラー設定で設定してあるCMYKの作業用スペースJapan Color 2001 Coatedのカラースペースで画像が展開された状態になります。
 よって、カラープロファイルとしてJapan Color 2001 Coatedを指定したときと同じ色で表示されます。

カラースペース
見かけ上は画像に何のプロファイルも指定されていない状態になります。
しかし、実際はPhotoshopのカラー設定でCMYKの作業用スペースとして設定してあるJapan Color 2001 Coatedのカラースペースで画像を開いた状態になります。
CMYK値
元の画像と同じ値のままです。
絶対的な色
埋め込みカラープロファイルsRGBが捨てられ、RGBの作業用スペースであるAdobeRGB上で画像データが開かれるので、色が変わります。


 元のデータと色が変わってしまいますし、これ以降の作業では元々の色空間も分からなってしまうので、何か事情がない限りは「埋め込まれたプロファイルを破棄(カラーマネジメントをしない)」は避けた方が無難でしょう。

 もし、色を管理しているような部署から「CMYK画像はプロファイルを一切無視してCMYK値を維持して使ってください」と指示が来ていれば、「埋め込まれたプロファイルを破棄(カラーマネジメントをしない)」を選ぶのもありでしょう。

例1-2 カラープロファイルJapan Color 2001 Coated埋め込みの画像を開いた場合

 カラー設定の作業用スペースがCMYK:Japan Color 2001 Coatedで、開く画像もJapan Color 2001 Coated埋め込みであり、同じなのでそのまま開かれます。

カラースペース
元の画像と同じです。
CMYK値
元の画像と同じ値のままです。
絶対的な色
元の画像と同じです。


 この場合はプロファイルの不一致のダイアログは表示されません。

例2 埋め込みカラープロファイルなしのCMYK画像を開いたとき

 カラープロファイルが埋め込まれていないので、「プロファイルなし」のダイアログが出ます。

 埋め込みカラープロファイルがないということは絶対的な色が不明なデータです。
 元の色が不明でプロファイル変換のしようがないため、どのように開いてもCMYK値が変わることはありません。

blank

「プロファイルなし」のダイアログ

例2-1 「そのままにする(カラーマネジメントなし)」を選んだ場合

カラースペース
見かけ上は画像に何のプロファイルも指定されていない状態になります。
しかし、実際はPhotoshopのカラー設定でCMYKの作業用スペースとして設定してあるJapan Color 2001 Coatedのカラースペースで画像を開いた状態になります。
その結果、カラープロファイルとしてJapan Color 2001 Coatedを指定したときと同じ色で表示されます。
CMYK値
元の画像と同じ値のままです。
絶対的な色
元の画像がプロファイルの埋め込みなしの画像であるため、絶対的な色が不明な画像なので、色が変わったか変わっていないかも不明です。


 CMYK画像の場合、色に詳しい部署でプロファイル変換を行う段取りになっており、それ以外の部署ではプロファイルを気にせずCMYK値を維持して使うという場合も多いでしょう。
 よって、カラーマネジメントに慣れていない場合は「そのままにする(カラーマネジメントなし)」を選ぶのが無難でしょう。
 詳しくないままにデータに何らかの変更を加えてしまわずに済みます。

例2-2 「作業用CMYKを指定」を選んだ場合

カラースペース
Photoshopのカラー設定で設定している作業用RGBスペースであるJapan Color 2001 Coatedになります。
CMYK値
元の画像と同じ値のままです。
絶対的な色
元の画像がプロファイルの埋め込みなしの画像であるため、絶対的な色が不明な画像ので、色が変わったか変わっていないかも不明です。


 よく分からないまま「作業用RGBを指定」を選んで開き、その後保存した場合、作業用CMYKのプロファイルを埋め込んで保存してしまうかもしれません。
 そうすると、次にデータを開く人は、前に開いた人がよく分からないまま埋め込んだその埋め込みプロファイルがこのデータの本来のプロファイルだと思い込んでしまいます。

 あるいは、担当部署ですでに適切にプロファイル変換済みで、それ以外の部署ではCMYK値を変更しないためプロファイル埋め込みなしでCMYK画像を扱う段取りになっている場合もあるでしょう。

 よって、カラーマネジメントに詳しくない場合は「作業用CMYKを指定」は避けた方が無難でしょう。

例2-3 「プロファイルの指定」を選んだ場合

カラースペース
ダイアログで指定したプロファイルになります。
CMYK値
元の画像と同じ値のままです。
絶対的な色
元の画像がプロファイルの埋め込みなしの画像であるため、絶対的な色が不明な画像ので、色が変わったか変わっていないかも不明です。


 詳しくわからないまま「プロファイルの指定」を選んで何らかのプロファイルを指定すると、もしその後保存した時、そのプロファイルを埋め込んで保存してしまうかもしれません。
 その結果、次にデータを開いた人は、前に開いた人がよく分からないまま埋め込んだそのプロファイルがそのデータ本来のプロファイルだと思い込んでしまいます。

 あるいは、担当部署ですでに適切にプロファイル変換済みで、それ以外の部署ではCMYK値を変更しないためプロファイル埋め込みなしでCMYK画像を扱う段取りになっている場合もあるでしょう。

 よって、カラーマネジメントに詳しくない場合は「プロファイルの指定」は避けた方が無難でしょう。

 以上、Photoshopでデータを開いたとき、どういう色に決められてしまうのか、そして「プロファイルの不一致」を示すダイアログにどう対応すれば良いかをご紹介しました。


 

参考記事

blank
元画像のプロファイルの確認・変換 〜フォトレタッチ入門 第3回 基本〜

 ここではこれからフォトレタッチ作業を行う元画像データのプロファイルを確認し、必要があればプロファイル変換をする手順をみてみます。  自分で撮影したデータで、プロファイルがどうなっているか確認する必要 ...

blank
Photoshopのカラー設定の一例 カラーマネジメントを利用した作業用に

 カラーマネジメントを利用してAdobe® Photoshop®などを使い作業する場合、カラー設定をどのようにすると良いか、一例をご紹介します。 ビジネスや創作活動を今後も続けていくた ...

blank
Photoshopに少し慣れた人向けカラー設定 プリプレス用日本2を変更

 多くのAdobe® Photoshop®の教則本によれば、Photoshopのカラー設定は「プリプレス用 日本2」にしておくのが無難である、と書かれています。  そのため、多くの方が ...

blank
カラーマネジメント全体の理屈の説明 細かいことは省略して分かりやすく 〜カラーマネジメント入門 第0回〜

 デジカメで写真を撮ったり、スキャナーで写真をスキャニングし、モニターで見て、パソコンで操作して、プリンターで印刷する、といった作業を問題なく進めるには、おおまかにでもカラーマネジメントの知識が必要で ...

カラーマネジメント技術は人のためにある

 人の暮らしに役立つ道具を作るのが技術、工学の目的です。カラーマネジメント技術を利用した仕事や創作活動を意義あるものにするため10月31日の選挙で主権を行使することも欠かせないでしょう。

Photoshopの本

カラーマネジメントの本

フォトレタッチの本

当事務所について

blank

平間フォトレタッチ事務所

写真や種々のデータの色の問題など、芸術センスでは解決できない画像の色補正、フォトレタッチ、その他当ブログで扱っているような分野のご相談をお寄せいただけますと幸いです。

最近の業務の例

  • 商品の色測定、商品写真の色調補正
  • 建築物の写真の明るさ・色補正、歪み補正、人物・電線・電柱・車等の不要物消去、空合成など
  • 建築物の写真の外壁等を指定色に変更する処理
  • 曇天時に撮影した建築物の写真を晴天時の写真に変更する処理
  • 素材用写真の明るさ調整・レタッチ
  • アイドル・タレント等の写真のレタッチ・切り抜き
  • ファッション誌の写真のレタッチ
  • 結婚写真の明るさ・色補正、レタッチ
  • ウェブ用・印刷物用のプロフィール写真のレタッチ
  • フィルムスキャン後のデータの色調補正等
  • 写真・グラフィックのプリンター出力業務
      など
写真・グラフィック出力サービス-sRGB AdobeRGB 各種CMYK他- | 正確な色管理で写真・グラフィックデータを広色域・高画質で出力します。AdobeRGBの写真出力などに。
写真・グラフィック出力サービス-sRGB AdobeRGB 各種CMYK他- | 正確な色管理で写真・グラフィックデータを広色域・高画質で出力します。AdobeRGBの写真出力などに。

正確な色管理で写真・グラフィックデータを広色域・高画質で出力します。AdobeRGBの写真出力などに。

blankomoide-photo.jp

関連するコンテンツ

-カラーマネジメント対応ソフトの操作, Photoshopの使い方
-, , ,

© 2021 カラーマネジメント実践ブログ 〜フォトレタッチの現場から〜