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Adobe® Photoshop®のカラー設定 〜フォトレタッチ入門 第2回 基本〜

投稿日:2016年7月15日 更新日:

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 フォトレタッチ作業を行う前に、使用する写真編集ソフトのカラー設定を適切に設定する必要があります。
 ここではAdobe® Photoshop®でフォトレタッチを行う前提で、Photoshopのカラー設定の一例をご紹介します。

Photoshopのカラー設定の一例

 フォトレタッチ作業をするときのPhotohsopの適切なカラー設定は、作業する人の作業のしやすさや、画像データの用途などによって違います。

 ここでは一例として、下図のように設定します。

操作編集>カラー設定]と進み、カラー設定の画面を表示し、プリセットから「プリプレス用-日本2」を選びます。

一旦「プリプレス用-日本2」を選ぶ

操作 次に、3カ所ほど設定を変更します。
 「カラーマネジメントポリシー - プロファイルの不一致:開くときに確認」のチェックを外します。
 「カラーマネジメントポリシー - 埋込プロファイルなし」のチェックを外します。
 「変換オプション - マッチング方法」を「相対的な色域を維持」にします。

「プリプレス用-日本2」から3カ所ほど設定を変更

カラー設定の各項目の説明

作業用スペース

RGB:Adobe RGB(1998)

 RGBデータを扱うときの作業上のカラースペースです。
 画像データに少し詳しい場合は、AdobeRGBでよいでしょう。

CMYK:Japan Color 2001 Coated

 CMYKデータを扱うときの作業上のカラースペースです。
 とりあえずJapan Color 2001 Coatedにしておけば問題ありません。

 業務でCMYKデータを扱う場合はCMYKデータを出力するデバイスやメディアの種類によってプロファイルを変える必要があります。
 またコート紙の枚葉オフセット印刷のジャパンカラー用のカラープロファイルも「Japan Color 2001 Coated」以外に現在は日本印刷産業機械工業会が提供しているJapan Color 2011 ICCプロファイルもあるので、プロの場合は単純に「Japan Color 2001 Coated」にしておけば良いわけではありません。
 作業の条件次第で適切なカラースペースを設定します。

グレー:Dot Gain 15%

 とりあえずDot Gain 15%としておいて良いでしょう。

 ディスプレイのガンマは2.2が一般的になっているので、Gray Gamma 2.2の方がいいのではないか、と思うかもしれません。
 Gray Gamma 2.2にしておいても良いでしょう。

 グレースケール画像を適切に扱うのはRGBのカラー画像を扱うよりも難しいす。
 この設定項目はグレースケールのデータを出力するデバイスがデータをどういう濃さで表現するか、ということに合わせて選ぶ必要があります。
 そのような判断を適切に行うのは結構難しいです。
 そこで、趣味としてPhotoshopを使用する場合などには、データをグレースケールにせずRGBデータで彩度を下げるなどしてグレーの仕上がりのデータを作った方が分かりやすいです。

当ブログ参考記事

スポット:Dot Gain 15%

とりあえずDot Gain 15%としておけば問題ありません。

 この設定項目は、スポットカラーを指定したときに、そのデータを出力するデバイスがデータをどういう濃さで表現するか、ということに合わせて選ぶ必要があります。
 ややこしいので、例えば印刷関連業界などの人でないと正確に扱うのは困難です。

 趣味としてPhotoshopを使用する場合、スポットカラーで色を指定してデータを完成させるのは避けた方が良いかもしれません。

 スポットカラーで色を指定してプリンターで出力するとおそらく異常な色になり、異常な色と知らず印刷会社に入稿しようものならさらに違う色で色校が出てきたりします。
 なんとなく希望通りの色で出力できたとしても、色がコントロールされていない中でたまたまその時の条件下では一応プリンターで綺麗に出力できたということです。

 印刷の版を減らす目的ではなくスポットカラーの色を使いたいだけの場合は、スポットカラーを使ったあと最終的にAdobeRGBなりsRGBなりに変換して仕上げると良いでしょう。
 そうすれ最終出力の段階では普通のカラーマネジメントで適切に色がコントロールできる状態になります。

当ブログ参考記事

カラーマネジメントポリシー

RGB、CMYK、グレー、すべて「埋め込まれたプロファイルを保持」

 RGB、CMYK、グレー、すべて「埋め込まれたプロファイルを保持」にしておくのが無難です。

 画像に埋め込まれたプロファイルは、その画像データを作った人からの「この画像データはこの色空間で開いてください」という伝言のようなものだからです。

プロファイルの不一致:全てチェック外す

 すべてチェックを外した方が作業しやすいと思います。

埋め込みプロファイルなし:チェック外す

 チェックを外した方が作業しやすいと思います。

 カラーマネジメントポリシーを上記の設定にしておけば、画像データを開いた時プロファイルが埋め込まれていれば埋め込みプロファイルで開かれ、埋め込まれていなければプロファイルの表示が「タグのないRGB」となって開かれます。

変換オプション

変換方式:Adobe(ACE)

 変換方式:Adobe(ACE)で問題ないでしょう。

マッチング方式:相対的な色域を維持

 プロファイル変換をするときの変換の仕方です。

 Photoshopの本などでは「知覚的」にする、と書いてあることが多いと思いますが、知覚的より「相対的〜」の方が全体的に変換時の変化が少なくて済むので「相対的〜」の方がおすすめです。

 ただし、「相対的〜」の方が「知覚的」より彩度が高い部分の変換結果でディテールが無くなりやすいなどの難点もあるので、そういった面は考慮する必要があります。
 趣味としてPhotoshopを使用する場合はそれほどシビアなプロファイル変換をすることは少ないと思うので、あまりこだわらなくても大丈夫です。

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 以上、フォトレタッチ作業をするためのPhotoshopのカラー設定の一例をご紹介しました。

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