カラーマネジメント関連機器

カラーマネジメントモニターの選び方が分からない初心者の方へ EIZO® ColorEdge® CS2410がおすすめ

投稿日:2019年10月17日 更新日:

 カラーマネジメントモニターを買うとき、それほど多機能で高価なものでなく、必要最低限の機能を満たした機種をできるだけ安く購入したいという方も多いのではないでしょうか。

 ここでは、カラーマネジメントモニターとして十分な基本機能を満たしていて、かつ高すぎないおすすめのディスプレイをご紹介します。

はじめ 社会的責任を果たしているメーカーの製品を購入する

 電子機器の製造で使用される原料には、深刻な国際問題が関係しています。

 当然ながら、機器を使用する私たちユーザーもそれら国際問題の当事者の一人です。

 そのため、カラーマネジメントモニターを買う場合は社会的責任を果たしているメーカーの製品を選びましょう。

武装勢力や児童労働と関わりのある原料を使っていないかどうか

 報道によれば、電子機器の製造に必要な鉱物は武装勢力の資金源になっている鉱山で生産されたものもあるということです。

資料映像

 また、原料の採掘作業において児童労働が行なわれていることも明らかになっています。

参考ウェブページ

 私たちとしては、そういった鉱山で生産された鉱物を使用していない製品を選ぶ必要があります。

 電子機器を購入する場合、紛争や児童労働などに関わりのない鉱物を使用しているかどうかなど、製造メーカーがきちんと管理された道筋で原料を調達しているかどうかを確認すると良いでしょう。

 メーカー企業のウェブサイト等で原料調達に関する取り組みについて記載があり、会社によっては報告書などが公開されています。

カラーマネジメントモニターに必要な機能

基本の機能

 データの色を正確に表示し、プリンターなど他のデバイスとの間のカラーマッチングも問題なく行うため、カラーマネジメントモニターに必要な機能は以下の通りです。

  • ハードウェアキャリブレーションが正確に行える
  • 表示可能な色域がsRGBの色域をカバーしている

 この2点を満たしていればディスプレイを頼りにした写真・グラフィック作成の作業も、プリンターなどのデバイスとのカラーマッチングも、最低限のことは問題なくできます。

 これら2点の内容は信頼出来るメーカーからカラーマネジメントモニターとして販売されているモニターならたいてい満たしています。

再現可能な色域について

 現在は「AdobeRGBの色域をカバーしている」と宣伝しているディスプレイが市場にたくさんあります。
 しかしsRGBの色域がカバーされていればそれほど問題ありません。

 ディスプレイが表示可能な色の範囲がsRGB程度であることと、データがAdobeRGBであることとは別な問題です。 
 sRGBまでしか表示できないモニターであっても、AdobeRGBの色域のデータを扱えます。
 ディスプレイで表示可能な色域よりデータの持つ色域の方が広い場合、見た目に目立たないよう色域が圧縮されて表示されます。
 カラーマネジメントという技術にはそのような仕組みが含まれています。

 ディスプレイで表示可能な色域がsRGBで、一方ディスプレイとカラーマッチングを行いたいプリンターなどのデバイスの色域がsRGBより広くても、それほど問題ではありません。
 プリンター出力時には、パソコンから色の情報が直接プリンターに送られるため、ディスプレイの色域の影響は受けないからです。
 異なる色再現域を持つデバイスとの間で色を渡して行くためにあるのがカラーマネジメント技術というものです。

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その他の機能

 信頼のおけるメーカーのカラーマネジメントディスプレイなら、内部で実際の表示色より多い色数で計算を行う、画面の明るさと色のムラを軽減する、などの機能があり、高い画質と高い精度のキャリブレーションが実現できるようになっています。

おすすめのカラーマネジメントモニター

 以上のことから、sRGBの色域をカバーしているEIZO® ColorEdge® CS2410がオススメです。
 キャリブレーションの精度、画質など、基本的な写真の作業に申し分ありません。

EIZO® ColorEdge® CS2410 〜色域sRGBの製品〜

CS2410と測色器EX4のセット

ColorEdge CS2410 EX4センサーセット

CS2410、測色器EX4、遮光フードのセット

ColorEdge CS2410 EX4センサー・遮光フードセット

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パソコンのディスプレイの廃棄方法について 〜資源有効利用促進法に基づいて〜

 カラーマネジメント対応ディスプレイを購入する場合、今までのディスプレイを廃棄する必要が出てくるかもしれません。
 液晶ディスプレイを廃棄する場合、国内の信頼できるルートで再資源化などの処理がされるようにしなければなりません。

 これはカラーマネジメント対応ディスプレイ選びよりも、もっと重要な話といえます。
 引き取りを依頼する先を間違えると、国際法に違反して海外へ輸出され、適切に再資源化もされないまま現地で甚大な環境汚染や健康被害を引き起こすということになる恐れがあります。
 そのような事態はすでに進行し、事態はかなり深刻で、もう待ったなしの状況です。

 そういう事態に私たちも知らないうちに加担しているとすれば、一方の人々を酷い目に合わせながら写真やグラフィックを美しく仕上げたとしても何の意味があるだろう、ということになってしまいます。

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 以上、カラーマネジメントモニターとして十分な基本機能を満たしていて、かつ高すぎないおすすめのディスプレイをご紹介しました。

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