カラーマネジメントの基本 カラーマネジメントでよくある疑問

インクジェットプリンターで印刷時 自分でCMYK変換する必要はない

2016年11月29日

 インクジェットプリンターはCMYKのインクを使っているので、写真などを印刷するときは写真の画像データをCMYKモードに変換したほうが良い印刷結果になるような気がする方もいるかもしれません。

 実際はRGBモードのままのほうが良いです。

 ここでは、インクジェットプリンターで印刷するときでも写真のデータはRGBのままで問題ないことをご説明します。

※私たちユーザーがプリンターを使う時に役に立つ範囲で述べます。実際は色々複雑な処理をしているらしく、プリンターメーカーの人に聞かなければ分かりません。

インクジェットプリンターで印刷するとき、色はどこでどのように変換されるか

RGBの写真をプリンターで印刷するときデータの流れ

 RGBの写真のデータをインクジェットプリンターで印刷するとき、データの流れは大まかには以下のような雰囲気です。

 RGBの色がアプリケーションソフトからプリンタードライバーに送られます。

 プリンタードライバーが、送られてきたRGBの色をインクジェットプリンターで再現するために、最適なCMYKのインクの出し方を計算してプリンターに送ります。

 プリンターからRGBの色を再現した写真が印刷されます。

※インクの量などに関する計算はパソコンの方で行う以外にプリンターの方で行う場合もあるらしいです。

プリンタードライバーがプリンターのCMYK(+α)のインク量へ変換する処理をしてくれる

 プリンターのインクはCMYK、あるいはCMYK+何色かのインクです。

 このプリンターの各インクの出し方については、プリンタードライバーやプリンターが私たちユーザーの見えないところで計算して調節しています。
 私たちユーザーはプリンタードライバーに任せて、気にしなくて大丈夫です。

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PhotoshopなどでCMYKモードにしたときのCMYKはたいていオフセット印刷のCMYK

 確かに、ユーザーがAdobe® Photoshop®などを使って写真のデータをRGBからCMYKに変換することはできます。

 ところが、Photoshopなどで自分でCMYK変換した場合、たいていはオフセット印刷に最適なCMYKのデータに変換されます。
 PhotoshopなどでCMYK変換するとき、通常は何らかのCMYKカラープロファイルが使用されます。よく名前を聞く「JapanColor」や「SWOP」という文字が入っていたり「FOGRA」という文字が入っているものはオフセット印刷用のCMYKカラープロファイルです。

 インクジェットプリンターで印刷するときに、オフセット印刷用のCMYKに変換しても、インクジェットプリンター専用のCMYKのインク量に変換しているわけではないので、意味がありません。
 それどころか、RGBより色域の狭いCMYKに変換することで色が失われてしまいます。

結論 できるだけ色の情報をたくさん持ったRGBデータのまま印刷する

 インクジェットプリンターのCMYKの各インク量への変換は、私たちユーザーが手を出す前提にはなっていません。

 写真などの画像データを印刷するときは、できるだけ色の情報を豊富に持っているRGBデータのまま印刷して、CMYKの各インク量への変換はプリンタードライバーとプリンターに任せましょう。

 プリンタードライバーとプリンターがプリンターの色域を最大に活かして、RGBの色を再現する努力をしてくれます。

 以上、インクジェットプリンターで印刷するときでも写真のデータはRGBのままで問題ないことをご説明しました。

当ブログ参考記事


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平間フォトレタッチ事務所

写真や種々のデータの色の問題など、芸術センスでは解決できない画像の色補正、フォトレタッチ、その他当ブログで扱っているような分野のご相談をお寄せいただけますと幸いです。

最近の業務の例

  • 商品の色測定、商品写真の色調補正
  • 建築物の写真の明るさ・色補正、歪み補正、人物・電線・電柱・車等の不要物消去、空合成など
  • 建築物の写真の外壁等を指定色に変更する処理
  • 曇天時に撮影した建築物の写真を晴天時の写真に変更する処理
  • 素材用写真の明るさ調整・レタッチ
  • アイドル・タレント等の写真のレタッチ・切り抜き
  • ファッション誌の写真のレタッチ
  • 結婚写真の明るさ・色補正、レタッチ
  • ウェブ用・印刷物用のプロフィール写真のレタッチ
  • フィルムスキャン後のデータの色調補正等
  • 写真・グラフィックのプリンター出力業務
      など

写真・グラフィック出力サービス

当事務所で、AdobeRGBの写真のデータからほぼAdobeRGBの色域を維持してプリンター出力を行う、といったような広色域プリンター出力サービスを行なっています。
一般的な銀塩プリントやプリンター出力のサービスでは対応してくれないような種々のプロファイル、種々の形式のデータにも柔軟に対応します。
写真・グラフィック出力サービス
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広色域のプリンターで写真・グラフィック等を出力するサービスです。例えばAdobeRGBの写真をAdobeRGBのまま銀塩プリント相当の画質で出力したいときに便利です。

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