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GIMPで本来の意味での解像度を調べる方法 画像データの解像度の調べ方

投稿日:2016年8月25日 更新日:

 デジカメ写真やスキャン画像などの画像データの解像度がどのくらいなのか、知りたい場合があると思います。

 しかし、画像データのプロパティーで解像度を確認できても、どうも自分が今知りたいと思っていることは何か違うような気がすることが多いのではないでしょうか。

 ここでは、画像データの解像度について、単純にプロパティーに表示されているdpiなどの数値ではなく、本質的な意味での解像度をGIMPで調べる方法をご紹介します。

画像データに設定されている解像度

 画像データには、たいてい解像度の情報を記録する場所があります。
 画像自体を見ても分かりませんが、画像ファイルのプロパティーなどを確認すると、解像度に関する情報を見ることができます。

画像データに設定してある解像度の意味

 画像データに設定してある解像度は、大まかに言うと以下のような意味です。

 画像データに設定されている画像データを作った人が、その画像を最終的にどのくらいの解像度で出力したいか、を記録したものです。

 ウェブ用に作った画像データなら72〜100dpi程度に設定しているかもしれません。
 オフセット印刷用に作った画像データなら350dpiくらいに設定しているかもしれません。

 ウェブ用に作った画像データでも、画像データに詳しくない人が作ったデータなら300dpiなどに設定されているかもしれません。

画像データの解像度を理解出来るソフトで画像を扱うときに役立つ

 画像データに設定してある解像度を理解出来るソフトウェアで画像データを扱うと、解像度の設定を読み取って処理が行われます。
 例えば、Adobe® Illustrator®は画像データの解像度を理解出来るので、同じ画像を配置しても、画像データを100dpiに設定しているときと350dpiに設定しているときでは配置された画像の大きさが変わったりします。

画像データに設定している解像度は品質に直接関係ない

 画像データに設定している解像度は、いくらでも書き換えられます。
 画像そのものはまったく同じでも、解像度の設定だけ100dpiや500dpiなどに自由自在に書き換えられます。

 よって、画像データに設定された解像度は、画像の品質に直接関係はありません。

 全く同じ写真のデータを、全く同じサイズで印刷するなら、写真のデータに50dpiと設定していても600dpiと設定していても、同じ品質になります。

画像データに設定されている解像度の確認方法

 これは、Windowsのプロパティなどで画像データの基本的な情報を確認すると分かります。

Windowsのプロパティで見た解像度

出力時の実際の解像度

 画像の品質に関わってくるのは、画像を出力するときの実際の解像度です。

 写真のデータをプリンターで出力したり、他のソフトに貼り付けたりする場合、画像データに設定されている解像度に関わらず、実際の解像度は状況次第で変わります。

 そのため、画像データを扱い慣れていない場合は、画像データに設定された解像度の情報をプロパティーで確認しても頭が混乱するだけであまり意味がありません。

GIMPを使用した解像度の調べ方の手順

 画像データの本質的な意味での解像度を調べてみます。

 画像データの解像度は、Adobe® Photoshop®やGIMPなどの画像編集ソフトを使って確認すると分かりやすいです。
 ここではGIMPを使用した解像度の調べ方の手順をご説明します。

操作 まず、解像度を調べたい画像データを開きます。

操作 [ 画像 > 印刷サイズ ]と進みます。

fig_isgimp01

画像印刷解像度の設定の画面

操作 鎖のマークを繋がった状態にしておきます。

fig_isgimp02

鎖のマークを繋がったままにしておく

ある寸法で出力するときどのくらい解像度になるか調べる方法

 ある寸法で出力するときどのくらい解像度になるか調べるには、以下のようにします。

操作 幅、高さのどちらかに、プリンターなどで最終的に出力するときの寸法を入力します。

fig_isgimp03

最終的に出力するときの寸法を入力

 その結果、入力した寸法で出力する場合の解像度が表示されます。
 ※「ピクセル/in」はdpiと同じと考えて問題ありません。

fig_isgimp04

知りたかった解像度が分かる

 この解像度が小さければ粗くしか出力できませんし、大きければ精細に出力できます。

ある解像度で出力したい場合、どのくらいの寸法で出力できるかを調べる方法

 今度は逆に、ある解像度で出力したい場合、どのくらいの寸法で出力できるかを調べる方法をみてみましょう。

操作 解像度の欄に、希望する出力解像度を入力します。
 例えば、印刷会社から「350dpiのデータにして下さい」と言われているな350と入れたり、自宅のプリンターで出力するなら200dpiあれば足りるので200と入れたり、します。

fig_isgimp05

必要な解像度を入力

 その結果、寸法の欄にその解像度で出力したときの寸法が表示されます。(単位はmmなど希望のものを選びます。)

fig_isgimp06

出力結果の寸法が分かる

 これで、手元の画像データは解像度●●dpiで出力すると■■mmのサイズになる、ということが分かりました。

画像データの解像度をあまり考えなくてもよい例

WEBで使う画像は解像度はあまり考えなくてよい

 WEB上にある画像データをウェブブラウザなどで表示する場合、画像データに設定されている解像度の情報は無視されて、ディスプレイの設定の解像度で表示されます。
 そのため、WEB上で使う画像データは解像度を気にしてもあまり意味がない場合が多いです。

パソコン画面で見るだけの目的の画像データも解像度をあまり考えなくてよい

 WEBではなく自分のパソコンの画面などで画像データを見る場合も、画面上で見やすいサイズに拡大縮小して見ることになるので、解像度を気にしてもあまり意味がない場合が多いです。

 以上、画像データの解像度について、単純にプロパティーに表示されているdpiなどの数値ではなく、本質的な意味での解像度をGIMPで調べる方法をご紹介しました。

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