カラーマネジメント対応ソフトの操作 Illustratorに関する記事

「現在のカラー設定は、リンクされたコンテンツのCMYKプロファイルを破棄しますが、このドキュメントを作成したときにプロファイルが保持されるように設定されています。」の警告の対処方法

2021年1月8日

 Adobe® Illustrator®でファイルを開いたとき、「現在のカラー設定は、リンクされたコンテンツのCMYKプロファイルを破棄しますが、このドキュメントを作成したときにプロファイルが保持されるように設定されています。」という警告が表示される場合があります。

 この警告が表示されたときの対処方法を紹介します。

「現在のカラー設定は、リンクされたコンテンツのCMYKプロファイルを破棄しますが、このドキュメントを作成したときにプロファイルが保持されるように設定されています。」の警告が表示されるケース

現在のカラー設定と、開こうとしているドキュメントの作成時のカラー設定が異なることを教えてくれている

 Illustratorでファイルを開いたときに表示される「現在のカラー設定は、リンクされたコンテンツのCMYKプロファイルを破棄しますが、このドキュメントを作成したときにプロファイルが保持されるように設定されています。」という警告は、開こうとしているドキュメントを作成した時のIllustratorのカラー設定のプロファイルの扱いの設定と、現在のIllustratorのカラー設定のプロファイルの扱いの設定が異なっているということを教えてくれています。

実際に警告を表示させてみる

 実際に警告が表示されるケースの一例を再現してみます。

カラー設定で「CMYK:埋め込まれたプロファイルを保持」に設定してみる

 Illustratorのカラー設定のカラーマネジメントポリシーの欄で「CMYK:埋め込まれたプロファイルを保持」に設定してみます。
 カラーマネジメントポリシーの「CMYK:」の欄が「カラー値を保持(リンクされたプロファイルを無視)」に設定されます。

 まず[編集>カラー設定]と進み、「プリプレス-日本2」のプリセットを選択します。

カラー設定で「プリプレス-日本2」に設定

 次に、カラーマネジメントポリシーの「CMYK:」の欄を「埋め込まれたプロファイルを保持」に設定します。

カラーマネジメントポリシーの「CMYK:」を「埋め込まれたプロファイルを保持」に設定

カラーマネジメントポリシーの「CMYK:」を「埋め込まれたプロファイルを保持」に設定

 OKをクリックしてカラー設定を完了します。

新規ドキュメントを作り、保存する

 カラー設定で「CMYK:埋め込まれたプロファイルを保持」に設定してある現在の状態で、新規CMYKドキュメントを作り、適当な絵柄を作って保存し、閉じます。

カラー設定で「CMYK:埋め込まれたプロファイルを保持」に設定した状態で作成、保存したドキュメント

カラー設定で「CMYK:埋め込まれたプロファイルを保持」に設定した状態で作成、保存したドキュメント

カラー設定を「CMYK:カラー値を保持(リンクされたプロファイルを無視)」に設定する

 Illustratorのカラー設定で、カラーマネジメントポリシーの「CMYK:」の欄を「カラー値を保持(リンクされたプロファイルを無視)」に設定します。
 これで再び「プリプレス-日本2」のプリセットと同じ設定になります。

カラー設定で「CMYK:カラー値を保持(リンクされたプロファイルを無視)」に設定

カラー設定で「CMYK:カラー値を保持(リンクされたプロファイルを無視)」に設定

先ほど保存したドキュメントを開く

 先ほど保存したドキュメントを開きます。

 すると、「現在のカラー設定は、リンクされたコンテンツのCMYKプロファイルを破棄しますが、このドキュメントを作成したときにプロファイルが保持されるように設定されています。」という警告が表示されます。

「現在のカラー設定は、リンクされたコンテンツのCMYKプロファイルを破棄しますが、このドキュメントを作成したときにプロファイルが保持されるように設定されています。」という警告表示

「現在のカラー設定は、リンクされたコンテンツのCMYKプロファイルを破棄しますが、このドキュメントを作成したときにプロファイルが保持されるように設定されています。」の警告表示

 ドキュメントを作成して保存した時のカラー設定は「CMYK:埋め込まれたプロファイルを保持」になっていました。
 しかし、ドキュメントを開く時はカラー設定が「CMYK:カラー値保持(リンクされたプロファイルを無視)」になっていました。

 ドキュメントを保存したときと開く時でカラー設定のカラーマネジメントポリシーが異なっているため、Illustratorが念のため教えてくれたわけです。

カラーマネージメント技術は人のためにある。
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「現在のカラー設定は、リンクされたコンテンツのCMYKプロファイルを破棄しますが、このドキュメントを作成したときにプロファイルが保持されるように設定されています。」という警告への対処方法

 「現在のカラー設定は、リンクされたコンテンツのCMYKプロファイルを破棄しますが、このドキュメントを作成したときにプロファイルが保持されるように設定されています。」という警告が表示された時は、とりあえず「続行」をクリックして開きます。

「続行」をクリックして開く

「続行」をクリックして開く

CMYK値を変更せずにデータを使いたいなら、そのまま使えば問題ない

 IllustratorでCMYKドキュメントを作成するとき、基本的にCMYK値を保持して作業したい場合が多いでしょう。

 例えば外部で作成されたイラストレーターのCMYKドキュメントを開き、部品として自分のドキュメント上にリンクしたり貼り付けて使う場合も、CMYKの値が変わってしまうことなく維持して貼り付けて使いたいでしょう。

 そのような場合は警告が表示されたとしても、「続行」をクリックして開いて、特に気にせずに作業を進めてればほとんどの場合は問題ないでしょう。

「埋め込まれたプロファイルの不一致」が表示されたときは注意して対応する

 ドキュメントを保存した時と開く時でカラー設定カラーマネジメントポリシーが異なっているだけなら、上記の対処方法だけで問題ありません。

 一方、ドキュメントを保存した時と開く時でカラー設定作業用スペースのプロファイルの種類や、ドキュメントに指定されているプロファイルが異なっている場合は、「埋め込まれたプロファイルの不一致」のダイアログが表示される可能性があります。

「埋め込まれたプロファイルの不一致」の一例

「埋め込まれたプロファイルの不一致」の一例

 この場合は選択肢の選び方次第で色が変わったりCMYK値が変わってしまったりするので、自分の作業に適した対処をする必要があります。

 例えば、部品として自分のドキュメント上に貼り付けたりして使いたいIllustratorのファイルで、CMYK値を変化させずに維持して使いたいなら、「埋め込まれたプロファイルを破棄(カラーマネジメントをしない)」を選べば多くの場合は問題なく作業できるでしょう。

 その他、「埋め込まれたプロファイルの不一致」のダイアログへの対応の方法については以下の記事などをご参照下さい。

当ブログ参考記事

 以上、「現在のカラー設定は、リンクされたコンテンツのCMYKプロファイルを破棄しますが、このドキュメントを作成したときにプロファイルが保持されるように設定されています。」という警告への対応方法の一例をご紹介しました。

当ブログ参考記事


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