カラーマネジメント関連機器

i1 Studioとは プリンター用カラーマネジメントツール

投稿日:2018年10月18日 更新日:

【国内正規代理店品】X-rite エックスライト i1Studio アイワンスタジオ KHG1701

 プリンターメーカー純正紙以外の用紙を使ってパソコン画面とプリンター出力のカラーマッチングを行うような場合、ディスプレイやプリンターのプロファイルを自分で作る必要が出てきます。

 ディスプレイプロファイルについては、キャリブレーションツールでキャリブレーションを行えば、半自動で作成されるので簡単です。

 ところが、プリンターのプロファイル作成は少し難易度が高く、ツールもそれほど多くありません。

 プリンターのカラープロファイルを作成するためのツールとして、X-rite®のi1Studioがあります。

 ここでは、i1Studioがどのようなツールなのかをみてみます。

i1Studio(アイワン・スタジオ)はプリンターのプロファイルが作成できるツール

 i1Studioはプリンター用の出力プロファイルが作成できるツールです。

 その他、カメラのキャリブレーション、ディスプレイのキャリブレーション、プロジェクターのキャリブレーション等もできます。

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i1Studioの主な機能をみてみる

 i1Studioの主な機能をみてみます。

RGBプリンター・CMYKプリンター用カラープロファイル作成ができる

 RGBプリンターである一般的なインクジェットプリンター用のカラープロファイルが作成できます。

 CMYKプリンターであるレーザープリンターなどの出力用のカラープロファイルが作成できます。

 ディスプレイのキャリブレーションを行うだけでは、高い精度でプリンターとディスプレイのカラーマッチングは行えません。
 i1Studioでプリンター用出力プロファイルを作成することによって、プリンターとディスプレイのカラーマッチングがある程度高い精度で実現できることになります。

プリンターメーカー純正紙以外でもカラーマネジメントできる

 たいていは、プリンター付属のプリンタープロファイルを使用します。
 そのため、プリンターメーカー純正紙を使用すればある程度の精度でカラーマネジメントできますが、純正紙以外の用紙では正確なカラーマネジメントはできません。

 i1Studioでプリンタープロファイルを自作できると、メーカー純正紙以外の用紙でもある程度正確にカラーマネジメントができるようになります。

テストチャートのパッチ数は少なめ

 プリンター用カラープロファイル作成時にプリンターで出力するテストチャートのパッチ数が、i1Publish Pro2のような業務向けのプリンタープロファイル作成ツールに比べると少なめです。

 よって、印刷業界の色校正出力のような極めて精度の高いカラーマネジメントが必要な用途向けではありません。

他のi1シリーズとの比較

 RGBプリンターの出力プロファイル作成は、i1Photo Pro2が対応しており、i1Studioより多いパッチ数で高い精度の出力プロファイルが作成できます。
 ただし、i1Photo Pro2はCMYKプリンターの出力プロファイル作成はできません。

 i1Publish Pro2はRGBプリンター、CMYKプリンター両方に対応する出力プロファイルが高い精度で作成できる業務用のツールです。

ディスプレイのキャリブレーションができる

 ディスプレイのソフトウェアキャリブレーションができます。

 輝度は、環境光を測定、60〜250cd/m2のプリセット値、固有の値、から選べるということです。

 白色点の色温度はD50、D55、D65、D75、固有の値、から選べるということです。

 ガンマは2.2、sRGB、1.0〜3.0のカスタム値、から指定できるということです。

 一般的なカラーマネジメントを行うだけならi1Studioのディスプレイキャリブレーションの機能で十分だと思います。

 一方、ディスプレイの白色点を用紙の色に合わせるなど、何かの作業に特化した特殊な作業環境を作りたいような場合にはi1Studioのディスプレイキャリブレーションの機能では足りないということもあるかもしれません。

カメラプロファイル作成ができる

 ColorCheckerクラシックターゲット(ミニ)が付属しており、カメラプロファイルが作成できます。

 この作業はi1Studioの本体である測色器は使いません。

プロジェクターのプロファイル作成ができる

 プロジェクターのプロファイル作成もできます。

スキャナーのプロファイル作成ができる

 ColorCheckerクラシックターゲット(ミニ)が付属しており、これを使用してスキャナーのプロファイルが作れるということです。

 ただし、私の経験からすると、ColorCheckerクラシックターゲット(ミニ)はパッチ数が少ないため、スキャナーのプロファイルを作成しても精度はあまり高くないと思います。

i1Studio その他の特徴

測色器が分光測色計

 i1Studioの本体である測色器は分光測色計です。
 分光測色計は光の波長の強さを全て測って色を導き出す測色計です。
 i1 Pro2等も分光測色計です。

 一方ColorMunki SmileColorMunki Displayi1 Display Pro等の測色器は三刺激値直読の方式の測色器です。
 人間の目に存在する三種類のセンサーの器官の反応と似た特性のセンサーで色を読みとる方式です。
 この方式は分校測色計よりも簡易的な方式で、価格も安い場合が多いです。

ColorTRUEに対応している

 モバイル機器用のキャリブレーションアプリケーション「ColorTRUE」に対応しています。

 ColorTRUEとi1Studioの組み合わせに対応しているモバイル機器をキャリブレーションできます。

 i1Studioのカタログによれば、i1StudioはAndroid OSには非対応らしいです。

i1Studioの外観

i1Studioの箱

i1Studioの箱 裏側

蓋を開けた状態

中の箱の蓋を開けた状態

本体の箱を出した状態

内箱に入った状態

内容の全て

ColorChecker24(ミニ)と測色器本体

測色器本体

測色器本体 反対側

 以上、i1Studioがどのようなツールなのかをみてみました。

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