カラーマネジメントツールの使い方

i1Studioでスマホのキャリブレーションをする方法

2019年1月23日

 i1Studioと、無料のソフトColorTRUEを使用してモバイル機器をキャリブレーションできます。

 ここでは、i1Studioを使ってスマートフォンのキャリブレーションをする具体的な手順をご紹介します。

現在のColorTRUEについて
 i1Studioは製造終了になり、Calibrite社から後継機ColorChecker Stuidoが発売されています。
 現在ではColorTRUEのサイトの見つからない状態です。
 このページはまだColorTRUEが使えた頃の内容です。

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測色器「i1Studio」とソフト「ColorTRUE」でスマホのキャリブレーションができる

 i1Studioと、「ColorTRUE」というソフトを使用することでスマホなどモバイル機器の画面のキャリブレーションができます。

X-Rite®のウェブサイト内 ColorTRUEのページ

http://xritephoto.com/ColorTRUE

 ColorTRUEはどのようなソフトか、別の記事でご紹介しています。ご参照下さい。

参考記事

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i1StudioはColorTRUE対応機器

 カラーマネジメントツールi1StudioColorTRUEに対応している機器です。

 i1StudioはiOSのColorTRUEで使用できます。

i1Studio

i1StudioとColorTRUEによるスマホのキャリブレーションの手順

手順1 スマホにColorTRUEをインストールする

 AppStoreでColorTRUEをダウンロードし、スマホにインストールします。

手順2 パソコンでColorTRUE対応の測色器が使える状態にする

 i1Studioの専用ソフトをパソコンにインストールし、パソコンで測色器を使える状態にしておきます。

手順3 パソコンとスマホ・タブレットを同じLANに接続する

 スマホ、およびパソコンを自宅のLANに接続して、パソコンとスマホが同じLANに接続された状態にします。

無線LANを使う場合は子どもや若者のいない場所で作業しましょう

 携帯電話とマイクロ波を照射する機器の使用は、人体への危険性が指摘されています。
 特に子どもや若者は受ける影響がより大きいことが指摘されています。

 欧州評議会議員会議では2011年に、学校の敷地内での携帯電話の使用の規制や有線インターネット接続を優先することなどを含む決議が採択されています。

参考リンク

 フランスでは、保育園などにおける無線機器の使用禁止、小学校においてデジタル教育以外では無線LANの使用不可などを定める法律が制定されているとのことです。

参考リンク

 そういった諸外国の動きから考えても、無線LANを使用せざるをえない作業は子どもの生活エリア以外で行う必要があるでしょう。

参考書籍

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参考記事

iPhoneを有線LANでインターネット接続する方法 Wi-Fiが使えない場所で

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手順4 ColorTRUEを起動し、測色器を接続する

 スマホのColorTRUEを起動します。

 パソコンにi1Studioを接続せずにColorTRUEを起動しただけの状態では、「装置が見つかりません」と表示が出ます。

パソコンにi1Studioを接続する前の状態

 パソコンに測色器i1Studioを接続します。

 ColroTRUEがLANを通じてi1Studioを認識します。

i1Studioを認識した状態

手順5 スマホの測色作業

 ColorTRUE上に表示された、認識されたi1Studioを選択して測色作業へ進みます。

 測色器のキャリブレーションを行うよう指示が表示されます。

i1Studioの準備に関する案内表示

 指示に従いi1Studioのダイヤルを回し、測色器側面のボタンを押して測色器のキャリブレーションを行います。

測色器のキャリブレーション中

 ColorTRUEが、スマホの画面上にi1Studioを置く位置を示し、「画面上の装置をチェックしています。」と表示されます。

i1Studioを置く位置の案内

 案内に従っていi1Studioをスマホの画面上に置きます。

スマホの画面上にi1Studio本体を置く

 自動で測色作業が進みます。

測色中

手順6 キャリブレーションの完了

 キャリブレーションが終わると、キャリブレーション結果のプロファイルがX-Rite®が用意したCloud上に自動的に保存されます。

 これでキャリブレーション完了です。

キャリブレーションの完了

キャリブレーションされた状態で画像データを見る

ネットに接続する必要がある

 キャリブレーション結果のプロファイルがX-Rite®が用意したCloud上にあるので、キャリブレーションされた状態で画像を表示するときはスマホがネットに接続されている必要があります。

ColorTRUEのイメージギャラリーで表示する

 キャリブレーションされた状態で画像データを表示するためには、ColorTRUEのイメージギャラリーを使って表示します。

白色点の色を変更できる

 スマホのディスプレイ表示の白色点の色を、D50D65、スマホ画面の固有の白色点、から選べます。

白色点の色の選択

白色点の色の選択欄

 色温度5000Kくらいに調整してあるディスプレイの表示とマッチングしたり、昼白色の照明下で写真を見たときの見た目にマッチングしたい場合は、D50を選ぶと良いでしょう。

 sRGBや色温度6500Kくらいに調整してるディスプレイの表示とマッチングしたり、昼光色の照明下で写真をみたときの見た目にマッチングしたい場合は、D65を選ぶと良いでしょう。

埋め込みプロファイルがない画像の場合、カラープロファイルを指定する

 表示した画像に埋め込みプロファイルがない場合、sRGB、AdobeRGB、ProPhotoRGBなどからプロファイルを指定します。

プロファイルの指定

プロファイルの選択欄

プリントシミュレーション CMYKへ変換した色を見る

 プリントシミュレーションを使って、CMYKプロファイルへプロファイル変換した場合の色を見ることができます。

プリントシミュレーション

CMYKプロファイル等の選択欄

プリントシミュレーションONの状態

 CMYK変換に使うレンダリングインテントも選択できます。
 CMYKプロファイルに変換するとき、元の色域とは異なる色域に変換するため完璧に同じ見た目の結果にはならず、何かを優先すれば何かは犠牲になります。
 そこで、どういう要素を優先するかを決めるのがレンダリングインテントです。

 通常は「相対的 黒点補正あり」で問題ありません。

レンダリングインテントの選択欄

ColorTRUEのプリントシミュレーションは、CMYKデータをオフセット印刷したときの色をシミュレーションする作業とは違う

 ColorTRUEのプリントシミュレーションは、表示している画像データをCMYKプロファイルに変換した結果をシミュレーションするものです。

 そのため、Adobe® Photoshop®上で、すでにあるCMYK画像にJapan Color 2011 CoatedなどのCMYKプロファイルを指定して、オフセット印刷したときの結果をシミュレートする作業とは違います。

 以上、i1Studioを使ってスマホのキャリブレーションをする具体的な手順をご紹介しました。

参考記事

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X-Rite®のウェブサイト ColorTRUE紹介ページ

https://xritephoto.com/colortrue

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