GIMPの使い方 デジカメ写真を店でプリント

GIMPを使ってAdobeRGBの写真を店のデジカメプリント用に変換する方法

2019年5月31日

 AdobeRGBの設定でデジカメで写真を撮影し、店にプリントに出したとき、プリント結果がくすんだ色になってしまうケースがよくあります。

 ここでは、GIMPを使って、AdobeRGBのデジカメ写真を店でプリントしたときに色がくすまないよう処理を加える方法をご紹介します。

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店でデジカメ写真をプリントすると、色がくすむ場合 考えられる原因

 店でデジカメ写真をプリントしたとき、色がくすんで、撮影した写真と明らかに違う色になる原因として、店に渡した写真のデータのカラースペースがsRGB以外であることが考えられます。

写真プリント店はsRGB画像を受け取る前提になっていることが多いようである

 写真プリントの店で、持ち込まれる画像データのプロファイルの扱いについて詳しく公表している店は私の知る限りあまりありません。
 公表しても、カラーマネジメントに詳しくないお客さんがそれを見ると頭が混乱してしまうだけだからではないかと思います。

 たまに、カラースペースはsRGBにして下さい、と書いてあるときもあります。
 まれに、AdobeRGB埋め込みなら変換してプリントします、と書いていあるところもあります。

 そこで推測するしかありませんが、写真プリント店ではsRGBの画像データを受け付ける前提の体制になっていると思われます。
 sRGB画像を受け付ける前提にして体制を整えておくと、最も多くのお客さんの写真をほぼ正しい色で扱える可能性が高いからです。

 そして、実際sRGBの写真データを店にプリントに出すと、ほぼ正常な色でプリントされる経験からも、写真プリント店にはsRGBのデータでプリントの依頼をするとうまくいくことが分かります。

sRGB以外のプロファイルの写真データを写真プリント店でプリントすると、色がくすむことが多い

 sRGBの画像データを受け付ける前提になっている写真プリント店に、sRGB以外のプロファイルの写真データのプリントを依頼すると、色がくすんだり、正常でない色でプリントされる可能性が高いです。

 sRGBでない写真を無理矢理sRGBで開くので、そのとき色が変わるからです。

 最もよくあるケースは、AdobeRGBの写真をプリントに出すとくすんだ色でプリントされる、というものです。

管理者の私の経験

 当ブログ管理者の私がまだ現在の職種の仕事をしていない頃、デジカメでAdobeRGBで写真を撮影して、家電量販店のデジカメプリントのサービスに依頼してプリントしたことがありました。

 プリントの結果は彩度の低いくすんだ色になっていました。

 詳しくわからずにAdobeRGBで撮影したことを後悔しました。

 現在は写真の処理を行う職種で働くようになったので、当時の写真データを改めて開いて、プロファイル変換して、プリントサービスで正常にプリントしてもらえるよう処理を加えることができます。
 おかげで当時撮影した写真も失敗に終わらずに済みました。

カラーマネージメント技術は人のためにある。
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sRGBの写真を写真プリント店に出せば、正常な色でプリントされる

 以上の理屈や推測から、写真プリント店にプリントを依頼するときは写真データをsRGBのデータで依頼すると良いでしょう

カラーマネージメント技術は人のためにある

GIMPを使って写真のデータのプロファイルをsRGBに変換する方法

 GIMPを使って、写真などの画像データのプロファイルをsRGBにする方法をご紹介します。

手順1 GIMPのカラーマネジメントの設定

操作 メニューから[GIMP>設定]と進み、左の項目一覧でカラーマネジメントをクリックし、カラーマネジメントの設定画面を表示します。

カラーマネジメントの設定画面

操作 カラーマネジメントの設定画面で、以下のように設定します。

  • RGBプロファイル:sRGB IEC61966-2.1
  • CMYKプロファイル:Japan Color 2001 Coated
  • ファイルを開くときの挙動:どうするか確認

カラーマネジメントの設定

手順2 写真のデータを開く

操作 写真のデータを開きます。

 sRGB以外のRGBプロファイルが埋め込まれているデータの場合、以下の内容の表示が出ます。

画像「●●●●」には次のカラープロファイルが埋め込まれています。
■■■■■
この画像のプロファイルをRGB作業用スペース(sRGB IEC61966-2.1)に変換しますか?

RGB作業用スペースと異なる埋め込みプロファイルについての処理を選択する画面

操作 この表示が出た場合は「変換しない」をクリックしておきます。

手順3 写真のデータのプロファイルの確認

 開いた写真のデータの、現在のカラープロファイルを確認します。

操作 メニューから[画像>画像の情報]と進み、「画像の情報」画面で「カラープロファイル」タブをクリックします。
 写真のデータの現在のプロファイルが表示されます。

開いたデータの現在のプロファイル(AdobeRGBの場合)

開いたデータの現在のプロファイル(sRGBの場合)

現在のプロファイルがsRGBの場合

 元の写真データがRGBデータで、上記で確認したプロファイルがsRGBとなっている場合、もともとsRGBのデータということなので変換は必要ありません。
 そのまま閉じて、デジカメプリントの店に依頼できます。

元の写真データがCMYKデータの場合

 バージョンによって異なるかもしれませんが、当ブログ運営者の私の手元のGIMPで操作した限りでは、元の写真データがプロファイル埋め込みのCMYKデータの場合、GIMPで開くと何も聞かれずに作業用スペースであるsRGBに変換されます。

 元のCMYKデータが埋め込みプロファイルなしのCMYKデータの場合、何も聞かれずに作業用スペースであるsRGBが指定されます。

 そのため、データを開いてプロファイルを確認しても、もともとプロファイル埋め込みでsRGBに変換されたのか、埋め込みプロファイルなしのデータにsRGBが指定されたのか、区別がつきません。

 以上のことから、GIMPでは基本的にはCMYKのデータを正確に扱うのは困難であるようです。
(GIMPに詳しい人が書いているネット上の情報によれば、CMYKを扱う方法もあるのかもしれません)

現在のプロファイルがsRGB以外のプロファイルの場合

 現在のプロファイルが例えばAdobeRGBなど、sRGB以外のプロファイルの場合は、次の手順へ進んでsRGBにプロファイル変換します。

手順4 sRGBにプロファイル変換する

操作 メニューから[画像>モード>カラープロファイルの変換]と進み、「ICCカラープロファイルに変換」の画面を表示します。

操作 以下のように設定して、「Convert」をクリックしプロファイル変換を実行します。

  • 変換後のカラープロファイル:sRGB IEC61966-2.1を選ぶ
  • 黒点を補正する:チェック入れる
  • レンダリングインテント:「知覚的」か「相対的な色域を維持」のどちらか

プロファイル変換の画面

操作 変換が終わったら、念のため「画像の情報」で現在のデータのプロファイルがsRGBになっていることを確認します。

プロファイルがsRGBになっていることを確認

手順5 JPEGで保存する

操作 メニューから[ファイル>名前を付けてエクスポート]と進み「画像をエクスポート」の画面を表示します。
 ファイル形式として「JPEG画像」を選択し、「エクスポート」をクリックして元画像とは別の場所へJPEG画像を保存します。

「画像をエクスポート」の画面

操作画像をエクスポート:JPEG形式」の画面で品質を設定します。特にデータ容量を下げる必要がなければ100で良いでしょう。
 「エクスポート」をクリックしてJPEG画像として保存します。

「画像をエクスポート:JPEG形式」の画面

 これで、撮影した元データと同じ色のままsRGBに変換されたデータが完成しました。

 以上、GIMPを使って、AdobeRGBのデジカメ写真を店でプリントしたときに色がくすまないよう処理を加える方法をご紹介しました。

当ブログ参考記事

sRGBへプロファイル変換ができるアプリケーションソフト

写真プリントサービス


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 消費税10%と複数税率に伴って導入された「インボイス制度」の影響で、かなりの数のフリーランス等の個人事業主や中小業者が廃業に追い込まれることが予想されています。
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  • 建築物の写真の外壁等を指定色に変更する処理
  • 曇天時に撮影した建築物の写真を晴天時の写真に変更する処理
  • 素材用写真の明るさ調整・レタッチ
  • アイドル・タレント等の写真のレタッチ・切り抜き
  • ファッション誌の写真のレタッチ
  • 結婚写真の明るさ・色補正、レタッチ
  • ウェブ用・印刷物用のプロフィール写真のレタッチ
  • フィルムスキャン後のデータの色調補正等

など

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