フィルムカメラの時代に撮影した大量のネガフィルムをお持ちの方も多いでしょう。
ここでは、過去にフィルムカメラで撮影した大量のネガフィルムを自分でスキャンする場合に向いているスキャナーをご紹介します。
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目次
写真がデジタルに移行したため、フィルム時代の写真もデジタル化して管理したい場合も多い
フィルムの時代であれば、フィルムをプリントと一緒に整理して保管し、焼き増ししたいときはフィルムを店に持って行って焼き増しを依頼する、という方法で問題ありませんでした。
しかし、現在は撮影からプリント、整理、保管まで写真に関する様々なことがデジタル化してしまいました。
その結果、デジタルの写真とフィルムの写真で管理方法が異なり、何かと面倒になってきます。
こういう状況になってしまうと、昔撮影したフィルムもデジタル化して、デジカメで撮影した写真のデータと一緒にデジタルデータで管理したいとお思いの方も多いのではないでしょうか。
当然フィルムは大事に保管しつつ、フィルムを一通りスキャンしてデジタル化して、デジカメの写真と合わせて管理するのも良いでしょう。
過去に撮影した大量のフィルムをスキャンする場合に向いているスキャナーの条件
フィルムスキャン後のデータの品質の観点から
センサーはCCDで読み取るスキャナーが良い
旅行先でのスナップ写真や家族や親戚の行事の写真など普段ネガフィルムで撮影した写真であれば、CCDで読み取るスキャナーでかつフィルムスキャン可能な機種であれば、画質はあまり気にしなくても問題ありません。
どの機種も一定のレベルの性能を満たしています。
簡易的なスキャナーの場合、イメージセンサーがCCDでなくCMOSのものなどもあります。
これは簡易的なのでCCDより性能は低いと思われます。
読み取り解像度は3500dpi以上はあった方が良い
300dpiでA3サイズで写真を出力するためには、35mmのフィルムを解像度3500dpiほどでスキャンする必要があります。
おそらく、ご自分でフィルムスキャンする場合、たまにはA3サイズで出力できるデータサイズでスキャンしてみたいこともあると思いますので、読み取り解像度が3500dpiくらいあった方が良いでしょう。
簡易的なフィルムスキャナーの場合、読み取り解像度3500dpiより低いものもあるかもしれません。
フィルムスキャン可能な普通のフラットベッドスキャナーならたいてい読み取り解像度3500dpiは満たしています。
スキャナーの読み取りスピードの観点から
読み取りスピードは機種によって差はありますが、センサーがCCDのスキャナーならそれほどとてつもなく読み取りが速い機種はありません。
よって、読み取り時間はある程度かかるとあきらめて、あまり比較しなくても良いかもしれません。
一度にスキャンできるフィルムの数の観点から
できるだけ一度にフィルムをたくさんセットできた方が良いでしょう。
フィルムを大量にスキャンする場合、この観点は重要です。
セットできるフィルムが35mmフィルム6コマ×1列の場合、36枚取りのフィルムをスキャンするのに6回セットしなければならず、その間その場を離れられません。
しかし35mmフィルム6コマ×3列セット可能なら、36枚取りのフィルムをスキャンするのに2回セットすればよく、1回セットした分のスキャン終了までの時間が少し長くなるのでその間別の作業をしていられます。
おすすめのスキャナー
GT-X980
以上のことから、ご自分で過去の大量のフィルムをスキャンするとしたら、高いですが以下のスキャナーが良いのではないでしょうか。
センサーがCCDで読み取り解像度も十分高くて、かつ1度に35mmフィルム6コマ×3列セットできます。
すこしスキャンスピードを速めたい場合、スキャン中に次のフィルムをセットして待っていられるように、高いですがフィルムホルダーをもう一つ購入するのも手です。
GT-X830
上記の機種が高すぎる場合、一度にセットできるフィルムが減りますが以下の機種があります。35mmフィルム6コマ×2列セットできます。
時間はかかってもいいのでもう少し安い機種にしたい場合
フィルムのセットの回数が増えて時間がかかってもいいので、もう少し安い機種をご希望の場合は以下の機種があります。35mmフィルム6コマ×1列セット可能です。
ただし、GT-F740はすでに製造終了になったようです。
スキャナーの廃棄方法について 〜小型家電リサイクル法に基づいて〜
電気製品であるスキャナーを買えば、いつか壊れて捨てるときがきます。
スキャナーの廃棄方法を間違えると、国境を越えて人々に迷惑をかけてしまう恐れすらあるため、十分に気をつける必要があります。
電子機器はたいてい希少金属が入っているので、単純に「燃やせないゴミ」などに出すとせっかくの希少金属が再利用できなくなるので避けるべきです。
かといって、引き取ってもらう先を間違えると、国際法の網をくぐって外国へ輸出され、適切に再資源化もされないまま現地で鉛や水銀汚染などが起こり人々が健康被害で苦しむという恐るべき事態が引き起こされます。
すでにそういった事態は引き起こされ、深刻な状況になっています。
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スキャニングサービスの利用も有効
写真フィルムやプリントのスキャニングに要する時間は、冷静に計算すると非現実的なほど長時間かかってしまうことが多いです。
そこで、それほど時間に余裕がない場合は、写真のスキャニングサービスを利用する方が現実的かもしれません。
写真フィルムのスキャニングサービスの例
写真フィルムのスキャニングの場合
節目写真館のフィルムスキャンサービス
写真デジタル化サービスの中でもかなり有名な、「節目写真館」のフィルムスキャンサービスがあります。
節目写真館のフィルムスキャニングは以下のような特徴があります。
- 最も安いプランで、フィルム1本198円と安価(納期の長い節目プラン)
- 品質はフジフイルムと同等
- 35mmマウント、ブローニー、大判など多種類をスキャン可能
- 1200dpiの他、2400dpiでのスキャンも可能
富士フイルムのフィルムスキャンサービス
富士フイルムのフィルムスキャンサービスです。
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FUJIFILM®のフィルムスキャンサービスはスナップ写真のデータ化に十分
以前フィルムカメラで撮影した大量のフィルムを、パソコンで使えるようデータ化したい場合がよくあります。 富士フイルム®公式 写真フィルムの「フィルムスキャンサービス」は、スナップ写真のデータ ...
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フィルムのコマ指定で高解像度スキャン FUJIFILM®のフィルムスキャンサービスが最適
以前フィルムカメラで撮影した写真で、大きくプリントしたい特に大事な写真もあるでしょう。 大きいサイズでプリント可能で、かつパソコンで使えるようデータ化したい場合がたまにあります。 富士フイルム& ...
プリントした紙焼き写真のスキャニングの場合
節目写真館のプリント写真スキャンサービス
写真デジタル化サービスの中でもかなり有名な「節目写真館」でプリント写真のスキャンサービスも行っています。
富士フイルムのプリント写真スキャンサービス
富士フイルムのプリント写真スキャンサービスです。
以上、過去にフィルムカメラで撮影した大量のネガフィルムを自分でスキャンする場合に向いているスキャナーをご紹介しました。
参考記事