カラーマネジメント実践ブログ 〜フォトレタッチの現場から〜

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過去に撮影した大量のフィルムをスキャンする場合に向いているスキャナー

      2018/10/12

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 フィルムカメラの時代に撮影した大量のネガフィルムをお持ちの方も多いでしょう。

 フィルムの時代であれば、フィルムをプリントと一緒に整理して保管し、焼き増ししたいときはフィルムを店に持って行って焼き増しを依頼する、という方法で問題なかったと思います。

 しかし、現在は撮影からプリント、整理、保管まで写真に関する様々なことがデジタル化してしまいました。

 こういう状況になってしまうと、昔撮影したフィルムもデジタル化して、デジカメで撮影した写真のデータと一緒にデジタルデータで管理したいとお思いの方も多いのではないでしょうか。

 ここでは、過去にフィルムカメラで撮影した大量のネガフィルムを自分でスキャンする場合に向いているスキャナーをご紹介します。




フィルムスキャン後のデータの品質の観点から

センサーはCCDで読み取るスキャナーが良い

 旅行先でのスナップ写真や家族や親戚の行事の写真など普段ネガフィルムで撮影した写真であれば、CCDで読み取るスキャナーでかつフィルムスキャン可能な機種であれば、画質はあまり気にしなくても問題ありません。どの機種も一定のレベルの性能を満たしています。

 簡易的なスキャナーの場合、イメージセンサーがCCDでなくCMOSのものなどもあります。これは簡易的なのでCCDより性能は低いと思われます。

読み取り解像度は3500dpi以上はあった方が良い

 300dpiA3サイズで写真を出力するためには、35mmのフィルムを解像度3500dpiほどでスキャンする必要があります。

 おそらく、ご自分でフィルムスキャンする場合、たまにはA3サイズで出力できるデータサイズでスキャンしてみたいこともあると思いますので、読み取り解像度3500dpiくらいあった方が良いのではないでしょうか。

 簡易的なフィルムスキャナーの場合、読み取り解像度3500dpiより低いものもあるかもしれません。

 フィルムスキャン可能な普通のフラットベッドスキャナーならたいてい読み取り解像度3500dpiは満たしています。

スキャナーの読み取りスピードの観点から

 読み取りスピードは機種によって差はありますが、センサーがCCDのスキャナーならそれほどとてつもなく読み取りが速い機種はありません。

 よって、読み取り時間はある程度かかるとあきらめて、あまり比較しなくてもいいと思います。

一度にスキャンできるフィルムの数の観点から

 できるだけ一度にフィルムをたくさんセットできた方が良いでしょう。

 フィルムを大量にスキャンする場合、こちらの観点は重要です。

 セットできるフィルムが35mmフィルム6コマ×1列の場合、36枚取りのフィルムをスキャンするのに6回セットしなければならず、その間離れられません。
 しかし35mmフィルム6コマ×3列セット可能なら、36枚取りのフィルムをスキャンするのに2回セットすればよく、1回セットした分のスキャン終了までの時間が少し長くなるのでその間別の作業をしていられます。

おすすめのスキャナー

GT-X980

 以上のことから、ご自分で過去の大量のフィルムをスキャンするとしたら、高いですが以下のスキャナーが良いのではないでしょうか。
 センサーがCCDで読み取り解像度も十分高くて、かつ1度に35mmフィルム6コマ×3列セットできます。

 すこしスキャンスピードを速めたい場合、スキャン中に次のフィルムをセットして待っていられるように、高いですがフィルムホルダーをもう一つ購入するのも手です。

GT-X830

 上記の機種が高すぎる場合、一度にセットできるフィルムが減りますが以下の機種があります。35mmフィルム6コマ×2列セットできます。

時間はかかってもいいのでもう少し安い機種にしたい場合

 フィルムのセットの回数が増えて時間がかかってもいいので、もう少し安い機種をご希望の場合は以下の機種があります。35mmフィルム6コマ×1列セット可能です。

スキャナーの廃棄方法について 〜小型家電リサイクル法に基づいて〜

 電気製品であるスキャナーを買えば、いつか壊れて捨てるときがきます。

 スキャナー廃棄方法を間違えると、国境を越えて人々に迷惑をかけてしまう恐れすらあるため、十分に気をつける必要があります。

 電子機器はたいてい希少金属が入っているので、単純に「燃やせないゴミ」などに出すとせっかくの希少金属が再利用できなくなるので避けるべきです。

 かといって、引き取ってもらう先を間違えると、国際法の網をくぐって外国へ輸出され、適切に再資源化もされないまま現地で鉛や水銀汚染などが起こり人々が健康被害で苦しむという恐るべき事態が引き起こされます。
 すでにそういった事態は引き起こされ、深刻な状況になっています。

当ブログ参考記事

 以上、過去にフィルムカメラで撮影した大量のネガフィルムを自分でスキャンする場合に向いているスキャナーをご紹介しました。

当ブログ参考記事

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頻繁にスキャンするのでなければ、スキャニングサービスを利用した方が安くあがるかもしれません。

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