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Epson Scan 2でソフトの自動色調整で紙焼き写真をスキャンする方法

2020年6月24日

 プリントした写真などをスキャンする時、スキャナーソフトの自動色調整を使用してスキャニングする方法が最も簡単です。

 ここではEpson Scan 2で自動色調整を使用してスキャニングをしてみます。

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スキャナーソフトの自動色調整を使ったスキャニング作業が簡単

 あまり詳しいことは分からないので、プリントした写真をできるだけ簡単にスキャンしたいという場合は多いでしょう。

 スキャナーソフトの自動色調整を使ったスキャニングが簡単です。

 自動色調整を使用すると、元の写真と明るさや色が多少変わりますが、暗めに写ってしまった写真や色が好ましくない写真などもある程度無難な明るさ、コントラスト、色に調整されて取り込まれるので、作業が楽です。

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Epson Scan 2で自動色調整でスキャンする手順の一例

 EPSON®のスキャナー付属のスキャナーソフト「Epson Scan 2」で、フィルム写真で撮った普通の写真のプリントを、自動色調整を使ってスキャンしてみます。

使用する機器

 ここでは、EPSON GT-F740を使用してスキャニング作業をします。

 同じEpson Scan 2でも、スキャナーの機種が異なると表示されるメニューも多少異なるかもしれません。

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手順1 スキャニングの準備

 スキャナーをパソコンにつないで、スキャナーの電源を入れます。

 Epson Scan 2を起動します。

 Epson Scan 2の画面で以下のように設定します。

Epson Scan 2の画面

  • モード:フォトモード
  • 取り込み装置:原稿台
  • 原稿種:反射原稿
  • イメージタイプ:24bitカラー
    (※お好みによります。ごく一般的なスキャン作業なら24bitカラーで問題ありません。)
  • 解像度:300dpi
    (※スキャン後の画像データの最終出力の方法、サイズによります。)

モード

 モードは、書類などではなく写真をスキャンしたいので「フォトモード」にします。

取り込み装置

 取り込み装置は、普通のフラットベッドスキャナーで普通にスキャンする場合なら「原稿台」にします。

原稿種

 原稿種は、フィルムは光を透かして見るものですが、紙焼き写真は光を当てて反射した光を見るもので、紙焼き写真をスキャンしたいので「反射原稿」を選びます。

イメージタイプ

 イメージタイプは、カラー写真をスキャンするのでカラーを選びます。
 また、一般的な用途なら「24bit カラー」で問題ありません。約1677万色の一般的な画像データとして保存されます。

 諸事情で24bitより色数の多い画像データとして保存したい場合は「48bit カラー」を選びます。

解像度

 解像度はスキャン解像度の設定欄で、スキャンした画像データの最終出力の方法、出力サイズにより決めます。

 元原稿と同じサイズでプリンターで印刷する用途なら、300dpiで問題ありません。
 例えば以下のような場合です。

L判の写真をスキャンして、プリンターでL判サイズで印刷できるデータにする。
A4サイズの写真をスキャンして、プリンターでA4サイズで印刷できるデータにする。
など

 その他、解像度をどのくらいに設定するべきかについては以下の記事などをご参照ください。

当ブログ参考記事

手順2 プレビューする

 「プレビュー」をクリックします。

プレビューをクリック

 原稿台全体が簡易的にスキャンされます。

プレビューをクリックして原稿台全体を簡易的にスキャンした状態

 「サムネイル表示」にチェックを入れると、1枚ずつの写真が自動的に認識されて1枚ずつのサムネイル表示になります。
(※空全体が真っ白に白飛びしていたりするような写真の場合は、正常に認識されないかもしれません。)

サムネイル表示にした状態

手順3 色補正の設定

 「色補正設定」をクリックします。

「色補正設定」をクリック

 「色補正:ドライバーによる色補正」に設定します。
 「常に自動露出を実行」はチェックを入れておくと無難です。
 「ディスプレイガンマ」は2.2にしておいて問題ありません。
 「自動露出レベル」はとりあえず中央のままで良いでしょう。

色補正の設定画面

 OKをクリックします。

手順4 拡張設定

 「拡張設定」のタブをクリックして拡張設定の設定欄を表示します。

拡張設定の設定画面

 明るさコントラスト彩度のスライダーはお好みによります。
 たいていは初期状態のままが無難でしょう。

 詳細設定もお好みによりますが、初期状態のままが無難でしょう。

 「アンシャープマスク:」はお好みによりますが、少しかけても良いでしょう。
 とりあえず弱、中、強のいずれかでスキャンしてみて、結果を確認してみるのも良いでしょう。

 「退色復元:」は、もしスキャンする写真が色あせているなら「あり」にして試しにスキャンしてみて、結果を確認してみるのも良いでしょう。

 「モアレ除去:」はとりあえずなしでスキャンして、スキャン結果にモアレがあるような場合は弱、中、強のいずれかを選んで再度スキャンしてみて結果を確認してみる、などすると良いでしょう。

ホコリ除去:」はとりあえずなしでスキャンして、スキャン結果にホコリが目立って、自動でホコリを取りたいと思った場合は弱、中、強のいずれかを選んで再度試しにスキャンして結果を確認してみる、などすると良いでしょう。

手順5 保存形式に関する設定

 「保存形式」で、ここではTIFFを選びます。
(※保存形式はお好みによります。)

保存形式で、好みの形式を選ぶ

 TIFFを選んで、さらに「保存形式」のメニューの「詳細設定」へ進みます。

「保存形式」の「詳細設定」へ進む

 圧縮については「圧縮:非圧縮」で問題ないでしょう。
 「ICCプロファイルの埋め込み」はチェックを入れます

 OKをクリックして設定を完了します。

TIFF保存に関する詳細設定の画面

手順6 ファイル名と保存場所の設定

 保存ファイル名と保存場所は好みで設定します。

保存ファイル名、保存場所を好みの内容に設定

手順7 スキャンの実行

 「スキャン」をクリックしてスキャニングを実行します。

「スキャン」をクリックしてスキャニングを実行

手順8 スキャン結果を確認

 スキャン済みの画像データを開いて確認してみます。

 結構暗い元の写真が、少し明るくなり、色も多少調整されています。

スキャナーソフトの自動色調整を使用したスキャン結果

元の写真

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とりあえずスキャニング済みデータの完成

 ここまでの操作で、スキャナーソフトの自動調整を使用したスキャニグ作業は完了です。

 スキャン済みの写真のデータは、スキャナーソフトで自動調整をしただけの状態です。

 より好ましい仕上がりの画像データにしたい場合は、スキャンしたデータを開いて手動で調整を加える必要があります。

写真データの調整をする場合

スキャン後の写真データの調整では、最低限以下の調整が必要です。

  1. 明るさ、コントラストの調整
  2. 色の補正

 自分で写真の調整を行う場合、Adobe® Photoshop® Elements、Corel® PaintShop Proなどの画像編集ソフトを使用して行います。

画像編集ソフトの例

当ブログ参考記事

プリントした紙焼き写真を大量にスキャンする場合 現実的な方法

 プリントした紙焼き写真を若干の量をスキャニングするなら以上の説明の要領で行うことができます。

 一方、今までに撮りためた大量の写真をスキャンしたいという場合があると思います。
 その場合、自分で行うとかなりの時間がかかります。
 試しに27枚か36枚くらいスキャンしてみて、1枚あたり何分かかるか計算し、その時間から撮りためてある写真をすべてスキャンした場合の時間を計算してみます。

 すると、非現実的なほど長い時間がかかってしまうことが分かるのではないでしょうか。

 よって、大量スキャンを行う必要がある場合は、写真のスキャニングを行っている店に依頼するのが現実的な方法です。

写真スキャニングサービスの例

プリントした紙焼き写真をスキャンする場合

節目写真館のプリント写真スキャンサービス

 写真デジタル化サービスの中でもかなり有名な「節目写真館」でプリント写真のスキャンサービスを行っています。

 一般的な300dpiのスキャニングの他に、600dpiのスキャニングのコースもあります。

 バラの写真プリントのスキャン以外に、アルバムに貼ったままでの依頼、ポケットアルバムに入れたままの状態での依頼などもできます。
 写真館で撮影したような台紙に貼られた大きい写真のスキャニング依頼もできます。

当ブログ参考記事

富士フイルムのプリント写真スキャンサービス

 富士フイルムのプリント写真スキャンサービスです。

当ブログ参考記事

当ブログ参考記事

写真フィルムをスキャンする場合

節目写真館のフィルムスキャンサービス

 写真デジタル化サービスの中でもかなり有名な、「節目写真館」のフィルムスキャンサービスがあります。

 節目写真館のフィルムスキャニングは以下のような特徴があります。

  • 最も安いプランで、フィルム1本198円と安価(納期の長い節目プラン)
  • 品質はフジフィルムと同等
  • 35mmマウント、ブローニー、大判など多種類をスキャン可能
  • 1200dpiの他、2400dpiでのスキャンも可能

当ブログ参考記事

富士フイルムのフィルムスキャンサービス

 富士フイルムのフィルムスキャンサービスです。

当ブログ参考記事

 以上、Epson Scan 2で自動色調整を使用してスキャニングを行ってみました。

当ブログ参考記事


ビジネスの存続に関わる重要事項 消費税・複数税率・インボイス制度

 消費税10%と複数税率に伴って導入された「インボイス制度」の影響で、かなりの数のフリーランス等の個人事業主や中小業者が廃業に追い込まれることが予想されています。
以下は当事務所加盟の商工会が制作したインボイスの説明動画とウェブページです。

※インボイス制度の本格実施は2023年10月

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写真や種々のデータの色の問題など、芸術センスでは解決できない画像の色補正、フォトレタッチ、その他当ブログで扱っているような分野のご相談をお寄せいただけますと幸いです。

最近の業務の例

  • 商品の色測定、商品写真の色調補正
  • 建築物の写真の明るさ・色補正、歪み補正、人物・電線・電柱・車等の不要物消去、空合成など
  • 建築物の写真の外壁等を指定色に変更する処理
  • 曇天時に撮影した建築物の写真を晴天時の写真に変更する処理
  • 素材用写真の明るさ調整・レタッチ
  • アイドル・タレント等の写真のレタッチ・切り抜き
  • ファッション誌の写真のレタッチ
  • 結婚写真の明るさ・色補正、レタッチ
  • ウェブ用・印刷物用のプロフィール写真のレタッチ
  • フィルムスキャン後のデータの色調補正等

など

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