カラーマネジメント関連機器

手頃な機種CS240 AdobeRGB色域表示可能なディスプレイが使いたい

投稿日:2016年9月25日 更新日:

EIZO ColorEdge 24.1インチ カラーマネジメント液晶モニター ( 1920×1200 / IPSパネル / 7.7 ms / ブラック / ColorNavigator EX3センサー付属モデル ) ColorEdge CS240-CNX3

 「CS240」はEIZO®のカラーマネジメント対応ディスプレイです。現在販売されている、AdobeRGBの色域をカバーしているカラーマネジメント対応ディスプレイの中では、価格が比較的低い製品です。

 ここでは、EIZO® CS240はどういうディスプレイかおおまかにまとめてみます。

 なお、CS240は今年製造終了し、現在はCS2420という機種が出ていますが、市場にはCS240はまだあります。

表示可能な色域の広さ AdobeRGBくらい

 カラーマネジメント対応ディスプレイを購入する方が一番気になると思われる色域については、AdobeRGBを99%カバーしています。

 ただし、カラーマネメント対応ディスプレイを使う意味はハードウェア・キャリブレーションをはじめとしてキャリブレーションが正確にとれて画質も高い、ということです。
 色域の広さは最重要点ではありません。

 よって、色域の広さはsRGBくらいで写真の作業を行うには問題ありません。

 一方、派手な原色をたくさん使うイラストやCGを作る作業を行うなら、AdobeRGBをカバーしている機種を使うと彩度の高い部分なども最終出力と近い色で画面で確認できて便利です。

当ブログ参考記事

専用キャリブレーション用ソフトは「ColorNavigator」

 キャリブレーション用ソフトウェアは「ColorNavigator」を使います。
 「ColorNavigator」を使うことで、ハードウェア・キャリブレーションができます。

ハードウェア・キャリブレーションとは

 ハードウェア・キャリブレーションは、パソコンから送られてくる映像の信号を変更せずに、ディスプレイの内部で白色点・ガンマ・輝度を調整する方法です。映像の信号を減らさずに調整できるので画質が劣化しません。

「ColorNavigator」以外のキャリブレーション用ソフトは使えるのか

 「ColorNavigator」以外のキャリブレーションソフトも使えます。例えば、x-rite®「カラーモンキー」やx-rite®「i1 Display Pro」の付属キャリブレーションソフトも使えます。

 ただし、「ColorNavigator」以外のキャリブレーション用ソフトを使用した場合はソフトウェア・キャリブレーションを行うことになります。

ソフトウェア・キャリブレーションとは

 ソフトウェア・キャリブレーションとは、パソコンから送り出される映像の信号自体の各成分を減らして白色点の色温度・ガンマ・輝度を調整する方法です。映像の信号を減らして調整するため、少し画質は劣化します。

測色器外付けのディスプレイ

 「CS240」は測色器(キャリブレーションセンサー)は内蔵されていません。キャリブレーションするときに測色器を外付けして使用します。

どのような測色器が使えるのか

 「CS240」のモデルによって、測色器(キャリブレーションセンサー)付属のものがあります。

 付属の測色器以外の測色器でも、「ColorNavigator」に対応している測色器であればハードウェア・キャリブレーションができます。

「ColorNavigator™6」で使用可能な測色器の一例

以下は使用可能な測色器の一例です。
(EIZO®のウェブサイト内の「ColorNavigator」の紹介ページに使用可能なキャリブレーションセンサーの一覧があります)

  • i1 Pro
  • i1 Pro2
  • i1 Display Pro
  • ColorMunki photo
  • ColorMunki Design
  • Spyder3
  • Spyder4
  • Spyder5

その他の各種スペック

液晶表示モードの種類はIPS

 IPSパネルは、液晶セルの液晶分子の配列方法で最も一般的なTNのパネルの視野角が狭いという欠点を解消した方式です。
 現在カラーマネジメントディスプレイとして販売されているディスプレイはほとんどIPSパネルを使っているようです。

視野角(水平/垂直、標準値)178°/178°

 液晶表示モードの種類はIPSであることで、視野角は広めの178°です。
 作業に問題ありません。

輝度 350cd/m2

 輝度は350cd/m2です。
 普通のフォトレタッチの作業なら80〜120cd/m2くらいで行うことが多いと思いますので、350cd/m2まであれば何も問題ないと思います。

表示色

 実際に表示する色数より多い情報を使って計算した後に表示を行っており、色再現・階調表現など写真の作業に十分で問題ありません。

応答速度 約12ms(黒→白→黒)、約7.7ms(中間階調域)

 応答速度は約12ms(黒→白→黒)、約7.7ms(中間階調域、オーバードライブ「オン」時)ということで、写真など静止画の作業をする分には何も問題ありません。

ゲーム用のディスプレイ

 ゲーム用のディスプレイなどは応答速度が速い必要があるので3msや1msなどの機種もあります。
 そういったディスプレイは、応答速度が速い代わりに液晶表示モードの種類がTNなどであるため視野角が狭目で、画質もカラーマネジメント対応ディスプレイに比べると低いです。

表示モード sRGBモードあり、お好みの設定も記憶できる

 表示モードにsRGBモードがあるので、ウェブ用画像をsRGBにして確認したりできます。

 お好みの輝度・色温度なども記憶させておけるので、色温度・輝度とも低めの目にやしい設定を作っておいて、モード切り替えボタンで簡単に切り替えながら使えます。

スマホ等のデバイスのエミュレーションはできない

 ColorNavigator6にはスマホなどのデバイスの表示をパソコン画面でエミュレーションする機能がありますが、CS240では使用できません。

結論 CS240は写真や彩度の高いイラスト・CGの作業に機能十分で価格が手頃

 以上のように、EIZO®「CS240」は写真の作業をするのに機能が十分で、結構高価なカラーマネジメント対応ディスプレイの中では比較的価格が手頃です。

 以上、EIZO® CS240はどういうディスプレイかおおまかにまとめてみました。

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CS240

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