カラーマネジメント関連機器

ColorEdge® CS2410 信頼性は高く手頃なカラーマネジメントモニター

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 ColorEdge® CS2410はEIZO®のカラーマネジメント対応ディスプレイです。
 現在販売されているカラーマネジメント対応ディスプレイの中では、価格の面で比較的手が届きやすい製品です。

 ここでは、EIZO® CS2410はどのようなディスプレイかおおまかにまとめてみます。

EIZO® ColorEdge® CS2410 はカラーマネジメントモニター

 ColorEdge CS2410はカラーマネジメントモニターです。
 ハードウェア・キャリブレーションが行えます。

モニターのキャリブレーションを行うにはオプションの測色器が必要

CS2410単体で使う場合

 CS2410単体でも使えます。

 工場出荷時にキャリブレーションされているので、そのまま使用するとある程度正確な表示が行われます。
 趣味で使うような場合ならこれでも間に合うかもしれません。

 ただし、CS2410だけあって測色器がなければ、自分でキャリブレーションを行うことはできません。

CS2410と測色器がある場合

 色にシビアな仕事でモニターを使用するような場合は、月1回なり200時間に1回なりハードウェアキャリブレーションを行うことが多いでしょう。
 そのためには測色器も必要です。

 別途測色器を用意すると、ハードウェアキャリブレーションを行えます。

 CS2410用のキャリブレーションソフト「ColorNavigator 7」はEIZOのサイトからダウンロードできます。
 「ColorNavigator 7」に対応した測色器を用意することで、ハードウェアキャリブレーションが行えます。

オプションの測色器EX4

 CS2410のオプションとして測色器EX4があり、CS2410とEX4がセットで販売されています。

他の測色器にも対応している

 CS2410をハードウェアキャリブレーションする場合、EX4以外の測色器も使用できます。
 CS2410で使用する専用キャリブレーションソフト「ColorNavigator 7」に対応している測色器が使用できます。

 例えば有名なX-Rite i1 Display Proなどは対応しています。

 対応する測色器の一覧は以下の「ColorNavigator 7」のページに掲載されています。

 測色器によって使用できる機能に差があるので注意が必要です。

CS2410の主な仕様をみてみる

表示可能な色域の広さ sRGBくらい

 カラーマネジメント対応ディスプレイを購入する方が一番気になると思われる色域については、sRGBを100%カバーしています。
 AdobeRGBまではカバーしていません。

 カラーマネメント対応ディスプレイに求められる最も重要なことは、ハードウェア・キャリブレーションを正確に行えて画質も高い、ということです。
 色域の広さは最重要点ではありません。

 よって、色域の広さはsRGBをカバーしていれば写真の作業を行うには問題ありません。

 ただし、写真ではなく、例えば派手な色をたくさん使うイラストやCGを作るような作業なら、AdobeRGBをカバーしている機種の方が作業しやすい場合もあるかもしれません。

当ブログ参考記事

専用キャリブレーション用ソフトは「ColorNavigator 7」

 キャリブレーション用ソフトウェアは「ColorNavigator 7」を使います。
 「ColorNavigator 7」を使うことで、ハードウェア・キャリブレーションができます。

 「ColorNavigator 7」はEIZOのサイトからダウンロードできるようになっています。

ハードウェア・キャリブレーションとは

 ハードウェア・キャリブレーションは、パソコンから送られてくる映像の信号を変更せずに、ディスプレイの内部で白色点・ガンマ・輝度を調整する方法です。
 映像の信号を減らさずに調整できるので画質が劣化しません。

専用ソフト「ColorNavigator 7」以外のキャリブレーション用ソフトは使えるのか

 単純に言えば、専用のキャリブレーションソフト「ColorNavigator 7」以外のキャリブレーションソフトも使えます。
 例えば、x-rite®「カラーモンキー」やx-rite®「i1 Display Pro」の付属キャリブレーションソフトも使えます。

 ただし、「ColorNavigator 7」以外のキャリブレーション用ソフトを使用した場合はソフトウェア・キャリブレーションを行うことになります。
 よって、カラーマネジメントモニターを使っている意味がなくなってしまうので、通常は「ColorNavigator 7」を使います。

ソフトウェア・キャリブレーションとは

 ソフトウェア・キャリブレーションとは、パソコンから送り出される映像の信号自体の各成分を減らして白色点の色温度・ガンマ・輝度を調整する方法です。
 映像の信号を減らして調整するため、少し画質は劣化します。

測色器外付けのディスプレイ

 「CS2410」は測色器は内蔵されていません。
 キャリブレーションをするときに測色器を外付けして使用します。

どのような測色器が使えるのか

 「CS2410」にはオプションで測色器(キャリブレーションセンサー) EX4が用意されています。

 EX4以外の測色器でも、「ColorNavigator 7」に対応している測色器であればハードウェア・キャリブレーションができます。

「ColorNavigator 7」で使用可能な測色器の一例

 以下は「ColorNavigator 7」で使用可能な測色器の一例です。
 (詳細な一覧はEIZO®のウェブサイト内の「ColorNavigator 7」の紹介ページにあります)

  • i1 Pro
  • i1 Pro2
  • i1 Display Pro
  • i1 Studio
  • ColorMunki photo
  • ColorMunki Design
  • Spyder4
  • Spyder5
  • SpyderX
  • EX2
  • EX3
  • EX4
  • ※あくまで一例で、また測色器によって対応している機能に差があるため注意が必要です。

ColorNavigator 7のページ

その他の各種スペック

液晶表示モードの種類はIPS

 IPSパネルは、液晶セルの液晶分子の配列方法で最も一般的なTNのパネルの視野角が狭いという欠点を解消した方式です。
 現在カラーマネジメントディスプレイとして販売されているディスプレイはほとんどIPSパネルを使っているようです。

視野角(水平/垂直、標準値)178°/178°

 液晶表示モードの種類がIPSであることで、視野角は広めの178°です。
 写真の作業に問題ありません。

輝度 300cd/m2

 輝度300cd/m2です。
 普通のフォトレタッチの作業なら80〜120cd/m2くらいで行うことが多いので、300cd/m2まであれば何も問題ないでしょう。

表示色

 表示色は「約1677万色:8-bit対応(約278兆色中/16-bit LUT)」ということで、実際に表示する色数より多い情報を使って計算した後に表示を行っており、色再現・階調表現など写真の作業に十分で問題ありません。

 10bit表示はできないようですが、写真の作業を行うには問題ありません。

当ブログ参考記事

応答速度 14ms(中間階調域)

 応答速度は14ms(中間階調域)ということで、写真など静止画の作業をする分には何も問題ありません。

ゲーム用のディスプレイ

 ゲーム用のディスプレイなどは応答速度が速い必要があるので3msや1msなどの機種もあります。
 そういったディスプレイは、応答速度が速い代わりに液晶表示モードの種類がTNなどであるため視野角が狭目で、画質もカラーマネジメント対応ディスプレイに比べると低いです。

表示モード sRGBモードあり、お好みの設定も記憶できる

 表示モードにsRGBモードがあるので、ウェブ用画像をsRGBにして確認したりできます。

 お好みの輝度・色温度なども記憶させておけるので、色温度・輝度とも低めの目にやしい設定を作っておいて、モード切り替えボタンで簡単に切り替えながら使えます。

スマホ等のデバイスのエミュレーションは 今後どうなるかまだ不明

 ColorNavigator7の説明によれば、デバイスエミュレーション機能については今後のバージョンで対応予定とのことです。

 ただし、旧バージョンのColorNavigator6にはデバイスエミュレーション機能がありますが、モニターの機種によって対応しているものとしていないものがありました。
 例えばColorEdge CS230はデバイスエミュレーション機能に対応していませんでした。

 そのため、ColorNagigator7にデバイスエミュレーション機能が加わったとしても、CS2410でもその機能を使えるようになるかどうかはまだ分かりません。

当ブログ参考記事

結論 CS2410は写真の作業に機能十分で価格が手頃

 以上のように、EIZO®「CS2410」は写真の作業をするのに機能が十分で、結構高価なカラーマネジメント対応ディスプレイの中では比較的価格が手頃です。

ColorEdge CS2410

CS2410と測色器EX4のセット

CS2410、EX4、遮光フードのセット

当ブログ参考記事

CS2410の具体的な利用方法の一例

複数の目標でキャリブレーションし、作業ごとに使い分ける

 画像を扱う仕事では、画像の用途によってモニターの白色点の色温度を5000K、6500K、6900Kなど色々に変更したい場合があります。

 また、輝度も80cd、120cd、140cdなど色々に変更する必要が出てきます。

 そこで、複数の目標でモニターキャリブレーションをし、作業によって使い分けます。
 例えば「白色点5000K、輝度80cd」「白色点6500K、輝度80cd」「白色点6900K、輝度120cd」「白色点6500K、140cd」といった具合に必要な目標を作り、キャリブレーションします。

 作業の内容によって表示特性を選択して使用します。

目に負担の少ない表示設定を作っておく

 作業によっては、正確なキャリブレーションは必要がなく、できるだけ目に負担の少ない表示にしたい場合もあります。
 例えば事務的な仕事の場合などです。

 そのようなときのために、目に負担の少ない設定を作っておくと便利です。

 人によって異なるとは思いますが、私の経験上は、モニター表示が明るいよりは暗い方が目が疲れませんし、青白い表示よりは黄色っぽい方が疲れません。
 そこで暗目に50cd、黄色寄りに4500Kあたりにするなどしてみます。

 以上、EIZO® CS2410はどのようなディスプレイかおおまかにまとめてみました。

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