カラーマネジメントの理屈はややこしいので、説明を読んだり聞いたりしてもなかなか理解できないとお悩みの方も多いのではないでしょうか。
ここでは、カラーマネジメントの理解のヒントとして、RGB・CMYKの原色の色は決まっていないということをご説明します。
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目次
RGB・CMYKの原色は決まっていないということの説明
カラーマネジメトの理解の鍵は「原色の色は決まっていない」ことを知ること
カラーマネジメントを理解するための鍵は、原色の色は決まっていないということを知ることです。
この点が理解できると、原色以外の色についても理解しやすいです。
RGBなら、R255の色、G255の色、B255の色は、それぞれ赤っぽい、緑っぽい、青っぽい、とまでは決まっていても、それ以上正確には決まっていません。
CMYKなら、C100の色、M100の色、Y100の色、K100の色は、それぞれシアンっぽい、マゼンタっぽい、イエローっぽい、黒っぽい、とまでは決まっていても、それ以上正確には決まっていません。
原色が決まっていないので、原色以外の色も決まっていない
RGB・CMYKの原色の色が決まっていなければ、当然ながらRGB、CMYKの原色の割合で表される原色以外の色も決まっていないということになります。
「CMYKの色は正確に決まっているのではないか。その証拠にCMYKカラーチャートが販売されている」という疑問について
デザイナーの人などが使うCMYKのカラーチャートがあります。
それを見ると、確かにCMYKの各掛け合わせの平網の色は明確に決まっています。
カラーチャートのCMYKの色は何の色なのかというと、印刷するときの条件を何らかの条件に決めて印刷したときの色です。
カラーチャートのどこかを探すと、印刷条件が示されていると思います。
あくまでその印刷条件におけるCMYKの印刷結果の色が、そのカラーチャートに掲載されている色だということです。
※もしどこにも印刷条件が書かれていないCMYKカラーチャートがあったら、不親切なカラーチャートだということで、あまりシビアな作業では使えません。
そのCMYKカラーチャートと異なる印刷条件、例えば異なる用紙、インク、ドットゲインなどで印刷すると、カラーチャートに掲載されている色とは異なる色に印刷されます。
カラーチャートの例
当ブログ参考記事
色が決まっていなければ、何色で表すかは表す人の自由
RGB(255,0,0)の色は出力する機器によってまちまちです。
鮮やかさが自慢のディスプレイでRGB(255,0,0)を表示するととても派手な真っ赤に表示されるかもしれません。
一方、目に優しい自然な表示が自慢のディスプレイなら、同じRGB(255,0,0)でも少し落ち着いた色に表示されるかもしれません。
M100の色も、出力する機器やメディアによってまちまちです。
広色域が自慢のプリンターならM100はとても派手なマゼンタで印刷されるかもしれません。
色域は狭いけれども安さ勝負のプリンターなら、同じM100はもっと沈んだ色で印刷されるかもしれません。
カラーマネージメント技術は人のためにある。
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RGB・CMYKの色を決める方法もある
RGB・CMYKで表した色が決まっていなければ、人とデータをやり取りしたり機器から機器へデータを渡したりするときに不便です。
そこで、R255の色はこういう色、M100の色はこういう色、と確定させる方法もあります。
画像データの場合なら、画像にカラープロファイルを埋め込む、などの方法で色を確定できます。
以上、RGB・CMYKの原色の色は決まっていないということをご紹介しました。
当ブログ参考記事