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RGBをCIELABで表し直す方法 〜カラーマネジメント入門 第5回〜

      2018/05/18

 普通のパソコンのディスプレイなど、RGBで色を表現しているデバイスをカラーマネジメントするには、RGBをCIELAB表色系で表し直す必要があります。

 一方、オフセット印刷などCMYKで色を表現するデバイスのようなもをカラーマネジメントするには、CMYKをCIELAB表色系で表し直す必要があります。

 ここではRGBをCIELAB表色系で表し直してみましょう。




デバイスごとにRGBからCIELABへ表し直す準備が必要

 RGBの色をどういう色で表すかはデバイスの自由です。

 そのため、RGBをCIELABで表し直すには、デバイスごとに準備をする必要があります。

 以下に、例としてRGBで表現されたディスプレイの色をCIELABに表し直す準備の手順を示します。

手順1 例えばRGB(200,50,100)を表示してみる

 例えばRGB(200,50,100)など、何かRGB値を表示してみます。

手順2 表示された色のL*a*b*値を測色器で測る

 表示されている色がどういうL*a*b*値なのか、測色器を使って画面の色を測ってみます。

手順3 RGB(200,50,100)と測色結果のL*a*b*値をメモする

 RGB(200,50,100)と、それを表示したときの画面の色のL*a*b*値の組み合わせが分かりましたので、メモしておきます。

手順4 同じ作業を他のRGB値についても繰り返す

 以上の作業を、他のRGB値についても行っていきます。

 すべてのRGB値について行うと何万通りにもなって大変なので、何百通りかのRGB値について調べます。

 調べ終わったRGB値とL*a*b*値の組み合わせを表にしておきます。
 この表を使えば、RGBデータをディスプレイで表示したときの色をCIELAB表色系で表し直すことができます。

RGBとCIELABの組み合わせの表は、ICCカラープロファイルとして一個にまとめる

 上記の説明で作成したRGBとCIELABの組み合わせの表は、ICCカラープロファイルという決められた規格のファイルにして使います。

実際の作業は専用ツールを使って半自動で行う

 上記で説明したICCカラープロファイル作成の作業は、実際には手作業ではなく、専用のカラーマネジメントツールを使用して半自動で行います。

完成したICCカラープロファイルを使用してRGB値をCIELAB表色系で表し直す

 ICCカラープロファイルが完成したので、これを使用してRGB値をCIELAB表色系で表し直せます。

 具体的には、Photoshopなどで画像データを開いて、画像データのカラースペースとして、作ったICCカラープロファイルを指定します。
 そうすると単なるRGB値がCIELAB表色系で表し直され、色がデバイスの自由ではなくなり、色が確定します。

 以上、RGBをCIELAB表色系で表し直してみました。

当ブログ内の参考記事

カラーマネジメントの本

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