カラーマネジメント実践ブログ 〜フォトレタッチの現場から〜

カラーマネジメント、フォトレタッチ、画像関連の知識、Photoshopやカラーマネジメントツールの具体的な操作やテクニックなどを紹介するブログです。

カメラ撮影をカラーマネジメントするために必要なツールのご紹介

      2018/09/03

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 別の記事で色々種類のあるカラーマネジメントツールから、どういう目的のときどういう製品を使えばよいのかをご紹介しましたが、ここではそのうちカメラ撮影のカラーマネジメントに関わるものを抜き出してご紹介します。




カメラでの写真撮影をカラーマネジメントするために必要なツール

 デジタルカメラでの写真撮影もある程度まではカラーマネジメントできます。予め色彩値が分かっているカラーターゲットを利用してカメラプロファイルの作成とホワイトバランスを行うことで色を管理できます。

 ただし、プリンターの出力用カラープロファイルやディスプレイプロファイルのような高い精度のカラーマッチングはできません。
 プリンターやディスプレイプロファイル作成用のカラーパッチが1000前後かそれ以上を使うのに対し、カメラプロファイル作成用のターゲットのパッチ数が24や48ととても少ないことを見ても分かります。
 あくまで、当てずっぽうではなく数値的に理屈に則って画像入力することでその後の処理の効率を上げる、といった用途です。

 カメラのカラーマネジメントがプリンターやディスプレイほど精度が高くない理由の一つは、おそらくカメラは基本的には芸術作品を作るためのものであり、その用途の場合完璧に見たままを記録する必要がないからなのではないでしょうか。

ホワイトバランス・露出の調整とカメラプロファイルの作成用のツール

X-Rite®「ColorChecker Passport(カラーチェッカー・パスポート)」

 これがあればデジタルカメラからの画像入力のカラーマネジメントは一通りできます。
 カメラプロファイル作成用のカラーターゲット、ホワイトバランス用のカラーターゲット、カメラプロファイル作成ソフトなどがセットになっています。

メーカーの製品紹介ページ

当ブログ参考記事

その他類似の製品 Datacolor SpyderCHECKER24

 だいたいカラーチェッカー・パスポートと同じようなことができるようです。

メーカーの製品紹介ページ

その他類似の製品 Datacolor SpyderCHECKER

 上記の製品よりパッチが多いなど、少し上位の製品です。

メーカーの製品紹介ページ

当ブログ参考記事

Raw現像時のホワイトバランスと露出の調整のツール

Datacolor SpyderCUBE

 簡単にいいますと、ABS樹脂でできた立方体に真っ白な部分と真っ黒な部分と何段階かのグレーの部分があるので、Raw現像時にその各部分の数値を見ながらホワイトバランスと露出の調整ができるというものです。
 詳しくはメーカーのサイトをご覧ください。

メーカーの製品紹介ページ

その他 大きいサイズのカラーターゲット

X-Rite®「ColorChecker Classic(カラーチェッカー・クラシック)」

 カラーチェッカー・パスポートより大きいターゲットが欲しい場合は、これがあります。
 グレーのパッチもあるので、パソコン上でホワイトバランスを調整するならこれでホワイトバランスもとれます。

メーカーの製品紹介ページ

X-Rite® ColorChecker White Balance(カラーチェッカーホワイトバランス)

 カラーチェッカー・パスポートより大きいサイズのホワイトバランスターゲットです。

メーカーの製品紹介ページ

 以上、カメラ撮影のカラーマネジメントに関わるツールをご紹介しました。

当ブログ参考記事

当事務所の色調補正、フォトレタッチサービス

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ムック

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 スコット・ケルビーの本です。

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