一般的な写真撮影 色に関する基礎知識

露出測定用のグレー反射板はなぜ18%グレーなのか

2017年8月7日

Kodak コダック グレーカード R-27 1903061

 露出測定・コントロール用のグレー反射板はたいてい18%グレーです。
 なぜ中途半端な18%という反射率なのでしょうか。

 ここでは露出測定用の反射板がなぜ18%なのかおおまかにご紹介します。

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被写体には色々な明るさのものがあるので、代表的被写体を決めてある

 入射光式露出計を使って露出を調節したりするために、被写体がどのくらいの反射率なのかということも考慮する必要があります。

 同じ強さの光が当たっても、黒っぽいものはあまり光を反射せずカメラに光が少ししか入っていきませんし、白っぽいものはたくさん光を反射してカメラにもたくさん光が入っていくからです。

被写体には色々な反射率の部分がある

 被写体の反射率がどのくらいかといっても、物にせよ景色にせよ、反射率の大きい明るい部分もあれば反射率の小さい暗い部分もあります。

代表的被写体を決める

 明るい部分も暗い部分もある被写体だと扱いにくいので、代表的被写体というものを考えると便利です。

 物でも景色でも色々な明るさの部分が混在していますが、平均するとだいたい16%〜18%くらいの反射率の場合が多いです。

 JISでも代表的被写体が定められています。

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グレー反射板は代表的被写体の反射率に合わせてあるので18%グレーになっている

 露出測定用のグレー反射板は、被写体の代表として使います。
 そのため、代表的被写体と同じくらいの18%グレーになっています。

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なぜ50%グレーなどではなく18%グレーなのか

身の回りの真っ黒な物と真っ白な物の反射率の相乗平均がおよそ18%くらいだから

 身の回りを見ると、真っ黒な物や真っ白な物があります。

 真っ黒、真っ白とは言え、反射率100%、0%のものは普通ありません。

 だいたい、真っ黒に見えるものが反射率3〜4%くらい、真っ白に見えるものが反射率90%くらいの場合が多いです。

 真っ黒な部分と真っ白な部分の反射率の相乗平均を計算してみます。

 反射率を真っ白な部分で90%、真っ黒な部分で3%とすると、相乗平均は16%ちょっとです。

(3*90)^(1/2)=16.43…

 反射率を真っ白な部分で90%、真っ黒な部分で4%とすると、相乗平均は18%台です。

(4*90)^(1/2)=18.97…

 このように、身の回りの真っ黒な部分と真っ白な部分の反射率の相乗平均がおよそ18%くらいなので、被写体の平均的な反射率を18%とみて18%グレー反射板が使われています。

マンセル表色系の中間くらいの明るさのN5の反射率も18%くらい

 マンセル表色系で真っ黒と真っ白の中間の明るさに見える明度は、マンセルバリューV=5です。

 マンセル表色系のV=5の無彩色であるN5の反射率はおよそ18%になっています。

参考の本

 何かとややこしい話であるため、詳しくは関連する書籍をご参照ください。


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 以上、露出測定用の反射板がなぜ18%なのかおおまかにご紹介しました。

当ブログ参考記事

グレーカード


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