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演色性が高い家庭用LED照明 写真の色を少し正確に見るために

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 写真や製品の色を自然の光で見た時と近い状態で見るためには、演色性が高い照明を使う必要があります。
 最近は家庭用のLED照明でも演色性の高いものがいくらか出てきました。

 ここでは、業務用とまではいかないものの、家庭で写真を見たりやグラフィック作成などをするために良さそうな演色性の高いLED照明をご紹介します。

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写真や製品を見たりグラフィック作成をしたりするときに必要な照明の条件

 写真や製品の色を見た時、照明の反射光を見ているので、照明の光が変われば写真や製品の色も変わって見えます。

 照明を選ぶ時、おおまかには以下の二つの項目について考えると良いでしょう。

照明の色は好みのものを選ぶ

 日中と夕方では太陽の光の色が違うように、照明の色も何種類か売られています。

 写真や印刷物を見る場合は色温度が約5000Kの昼白色の色を使うことが多いです。

 それ以外の業界では、色温度が約6500Kの昼光色の色を使うことが多いです。

 写真などを扱うなら、約5000Kの昼白色を選ぶと無難です。

演色性が十分高い

 色温度が同じ照明であっても、その照明の下で物体を見た時に違う見え方になることもあります。
 演色性という性質が異なるとそのように見え方が異なってしまいます。

 基準の光源を決めて、その光源の下で物体を見た時とどのくらい同じように見えるかを示した数値が演色評価数です。

 私たちは昔から太陽の光の下で暮らしているので、外の自然の光の下で見た状態が理想と考える場合が多いです。
 そこで、JISなどではCIE昼光という昼の外の自然の光のような光を基準の光源にして演色性を評価します。

 カタログには平均演色評価数(Ra)が記載されていることが多いです。
 Ra100のときは基準の光源とまったく同じ見え方をする照明だということです。

 印刷業界の基準などでは、Ra95以上を使うように推奨されています。

 家庭で趣味の写真を扱ったり、そこまで色に厳しくない業界なら、Ra90くらいあれば十分でしょう。

厳密な色の比較の仕事などではRaが高いだけでは足りない

 家庭で写真を扱うだけならRaの数値を見て照明を選べば足りると思いますが、仕事で厳密に色を見なければならない場合はそれだけだと足りません。

 同じくらいの演色評価数の照明であっても、「色評価用」として売られている蛍光管などは基準の光と見え方の差ができるだけ小さくなるよう、分光分布の起伏なども気にして設計されているとのことです。

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最近売られているRa90以上の照明

 LEDシーリングライトは中古品も多数あるので、まずは良い中古品を探してみるのが良いでしょう。
 中古で買えば新品を1台作らずに済むので環境負荷を低く抑えられます。

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色温度まではこだわらない場合

東芝ライテック®のキレイ色®を使った製品

 メーカーのウェブサイトによれば平均演色評価数Ra90くらいとのことです。

日立の「まなびのあかり」を搭載した製品

 メーカーのウェブサイトの説明によれば、まなびのあかりのモードにするとRa92くらいになるらしいです。

 色温度を調整できるとのことなので、5000Kや6500Kにぴったり調整したりできるかどうかは店の人に聞かないと分かりません。

昼白色(色温度約5000K)の製品

 パナソニックの「美ルック」という製品があり、Ra95くらいだとのことです。
 ところが、私が探した限りでは小さめのものしか見つからず、普通の6畳とか8畳の部屋の天井に一つ付けるシーリングライトのようなタイプのものが見つかりません。

 たぶん作業部屋の照明を変えようとお思いの方なら、部屋の天井に一つある引掛けシーリングのような器具に普通に付けられるタイプの照明をご希望だと思うので、あまり向いている製品が見つかりません。

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蛍光管は法令に従って処分しましょう

 LEDへの切り替えによって、蛍光管を処分する必要が出てくるでしょう。
 蛍光管を法令に反する方法で廃棄すると、他人にも他の生き物にも迷惑がかかります。

 蛍光管は必ず法令に従って処分しましょう。

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 以上、家庭で写真を見たりやグラフィック作成などをするために良さそうな演色性の高いLED照明をご紹介しました。

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